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マックスバリュ西日本/3~5月、内食需要が大幅増加で増収増益

2020年07月08日 10:58 / 決算

マックスバリュ西日本が7月8日に発表した2021年2月期第1四半期決算によると、営業収益1411億2500万円(前年同期比6.5%増)、営業利益20億5100万円(前期は4億4400万円の損失)、経常利益22億2900万円(前期は4億1800万円の損失)、親会社に帰属する当期利益15億4300万円(前期は4億200万円の損失)となった。

3月から4月は外出自粛や学校休業の影響から内食需要が大幅に増加し、カップ麺やパスタ、冷凍食品などのストック商品、ハム・ソーセージ、鶏肉、麺類といった家庭調理材料、ホットケーキミックス粉やバター、卵などの手づくり製菓材料、ヨーグルトや納豆といった健康志向商品などの販売点数が増加した。

日用消耗品では、マスクやアルコール除菌剤、ハンドソープなど衛生用品が大幅に伸長した。需要が急激に増加し、供給が追い付かず欠品や品薄状態となった商品も発生したが、欠品防止に向けた商品確保にグループ挙げて取り組んだ。

スーパーマーケット不変の基本である「鮮度が良い商品」「品切れの無い売場」「求めやすい価格」「清潔で買い回りしやすい売場」「笑顔の接客サービス」の実践、「地元・地域の味」に軸足を置いた品ぞろえ・プロモーションの強化、消費頻度の高い品目の中から特に販売点数にこだわった「数を売る商品」を選定し、単品大量でのダイナミックな売場展開に取り組んだ。

新規出店では、マックスバリュ西日本では3月27日にマックスバリュ小月店(山口県下関市)、マルナカでは4月24日にマルナカ川内店(愛媛県東温市)をオープンした。

一方で、効率的な店舗網を構築するために、マックスバリュ西日本では3月31日にマックスバリュエクスプレス大州店(広島市南区)、マックスバリュ西条御条店(広島県東広島市)、マックスバリュ光店(山口県光市)の3店を閉店した。

既存店のリニューアルでは、山陽マルナカでは、4月16日に山陽マルナカ一宮店(岡山市北区)の活性化を実施した。

通期は、営業収益5480億円(0.9%増)、営業利益35億円(27.6%増)、経常利益36億円(13.5%増)、親会社に帰属する当期利益5億円を見込んでいる。

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