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マックスバリュ東海/3~5月、負を解消する差別化で営業利益大幅増加

2020年07月08日 10:50 / 決算

マックスバリュ東海が7月8日に発表した2021年2月期第1四半期決算によると、営業収益901億2400万円(前年同期比60.3%増)、営業利益32億3000万円(237.6%増)、経常利益31億6800万円(275.6%増)、親会社に帰属する当期利益19億8800万円(346.5%増)となった。

国内事業では、根強い節約志向を意識した価格競争力の向上や食べきり・使いきりに応じた適量目の品ぞろえ徹底のほか、時間帯ニーズに応じた売場作りや顧客本位での接客やサービスの提供など、お客の「負」の解消と競争店との差別化を図るべく、さまざまな業務において「基本の徹底」に取り組んだ。

新型コロナウイルス感染症拡大に伴う内食ニーズの高まりや自宅で過ごす時間の増加を背景に、ニーズに応じた売場展開の実践と商品の安定供給に注力するとともに、自社の推進する「ちゃんとごはん」の取組みの一環として、管理栄養士が選定した「おたすけレシピ特集」ページを自社ホームページに開設し、家庭で楽しめる多彩なメニュー提案を行った。

そのほか、地域で親しまれる「じもの」商品の拡充と新規商品の開発に継続的に取り組むと同時に、新型コロナウイルス感染症の影響で需要が大きく落ち込んでいる三重県産養殖マダイや静岡県沼津内浦産養殖真アジなどの販売企画を実施し、地域商品の消費拡大にも貢献した。

店舗展開では、3月にマックスバリュ湯河原店(神奈川県足柄下郡湯河原町)を開設した。同店は、1988年の開店以来、約30年に亘り営業してきた店舗を建て替えて新規開店したもので、これまで以上に地域に根ざした品ぞろえと快適なサービスの提供に努めた。

また、既存店舗の競争力を高めるべく、活性化改装を2店で実施した。これらの結果、国内事業における店舗数は226店となった。

通期は、営業収益3360億円(23.7%増)、営業利益84億円(17.5%増)、経常利益82億円(17.9%増)、親会社に帰属する当期利益32億5000万円(10.6%増)を見込んでいる。

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