流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





モスフード/直営店低調、営業支援費増で4~6月営業損失3億3700万円

2020年08月07日 11:45 / 決算

モスフードサービスが8月7日に発表した2021年3月期第1四半期決算によると、売上高160億3800万円(前年同期比0.6%減)、営業損失3億3700万円(前期は2億2600万円の利益)、経常損失3億2900万円(前期は2億8700万円の利益)、親会社に帰属する当期損失4億6300万円(前期は1億8900万円の利益)となった。

国内モスバーガー事業の売上高は131億6800万円(3.5%増)、営業利益5億4500万円(33.2%減)。

売上高は、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けた都心立地の店舗が多い直営店の売上高が減少した一方で、郊外のドライブスルーの店舗が多い加盟店の売上高が堅調に推移したことにより増収となった。

しかし、営業利益については、直営店の売上高が、営業時間の短縮、店内飲食の中止で大幅に減少したことにより、固定費の割合が上昇したことや、加盟店向け営業支援策の実施の臨時の費用計上もあり、減益を計上した。

6月末の店舗数は、1278店舗だった。

海外事業の売上高は25億200万円(0.6%減)、営業損失1700万円(前年同期は営業利益5900万円)。

台湾では、新型コロナウイルス感染症の影響により、一部店舗が一時休業、営業時間の短縮を行った。

タイは出店を加速し3店舗を出店。新たに合弁契約をしたフィリピンは、2月に商業施設のロビンソンガレリアに1号店を出店、現地メディアでも大きく取りあげられた。しかし、新型コロナウイルス感染拡大による都市封鎖が行われ、3月16日より臨時休業となった。

ベトナムの1号店出店においても、新型コロナウイルス感染症の影響により遅れが生じている。

海外事業のモスバーガーの店舗数につきましては、台湾279店舗(前連結会計年度末比4店舗増)、シンガポール41店舗(同増減なし)、香港29店舗(同増減なし)、タイ12店舗(同3店舗増)、インドネシア3店舗(同増減なし)、中国(福建省・江蘇省・上海市・広東省)11店舗(同2店舗減)、オーストラリア6店舗(同増減なし)、韓国12店舗(同3店舗減)フィリピン1店舗(同1店舗増)となり、海外全体の6月末の店舗数は394店舗(同3店舗増)。

2021年3月期の連結業績予想は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、未定としている。

関連記事

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧