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関西スーパー/4~9月販促費増などで営業利益11億円

2021年11月11日 10:30 / 決算

関西スーパーマーケットが11月10日に発表した2022年3月期第2四半期決算によると、営業収益651億4000万円、営業利益11億8400万円(前期は18億8400万円の利益)、経常利益13億4400万円(前期は20億5700万円の利益)、親会社に帰属する当期利益8億9400万円(前期は13億6800万円の利益)となった。

第1四半期連結会計期間の期首より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準29号)等を適用したことに伴い、当該会計基準等を遡及適用したと仮定して算出した前年同期の営業収益は645億8300万円となるため、前年同期比は0.9%増となっている。減価償却費や前年同期休止していた折込チラシの実施による販売費の増加、キャッシュレス決済の増加に伴う支払手数料の増加、売上総利益率の低下による売上総利益の減少により、営業利益は11億8400万円(前年同期比37.2%減)、経常利益は13億4400万円(34.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は8億9400万円(34.7%減)だった。

「生産性の向上」では、AI機能付「フライヤーリフター」の導入を14店舗で進め、これにより全店舗への設置を完了した。センター活用による店舗作業削減として、神戸赤松台センターにおける新規商品の開発を進めるとともに、阪急フードプロセスなどから開店前の集中作業軽減を目的に、国内産、アメリカ産豚肉のアウトパック商品を直営店全店舗で取り扱いを開始した。

国内産若鶏ノントレー商品の取り扱いは36店舗へ拡大し、新たに国内産豚肉ノントレー商品の取り扱いを15店舗でスタートしている。

また、4月より物流センターから店舗への納品において、ダンボール納品から専用コンテナに統一し、省力器具「ドーリー」を活用することで、積み替え作業などを削減し効率化を図った。

店舗改装は、6月に高石駅前店(大阪府高石市)、8月に佐井寺店(大阪府吹田市)をリニューアルオープンした。

2022年3月期の連結業績予想は、同社とエイチ・ツー・オー リテイリング グループとの経営統合、株式交換によるイズミヤ、阪急オアシスの完全子会社化、吸収分割による持株会社体制への移行などの影響を現時点で合理的に算定することが困難であるため、未定としている。

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