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日本マクドナルドHD/1~9月は、デリバリー対応強化で増収増益

2021年11月11日 10:50 / 決算

日本マクドナルドホールディングスが11月11日に発表した2021年12月期第3四半期決算によると、売上高2365億5100万円(前年同期比10.8%増)、営業利益285億4700万円(12.6%増)、経常利益278億6600万円(10.2%増)、親会社に帰属する当期利益179億3700万円(11.4%増)となった。

デジタルでは、テクノロジーとピープルの融合により、より良いサービスを提供する「未来型店舗体験」の一つとして、「モバイルオーダー」を導入し、公式アプリとの統合やWeb版のリリースを行った結果、着実に利用が増えた。ニーズに対応し続けるために、8月に「d払い」を導入するなど決済方法の拡充をはじめとした機能強化を行い、利便性を高め、さらに利用者数を伸ばすことを目指した。

デリバリーは今後も大きく成長が期待される、ポテンシャルの高いマーケットとなっている。マクドナルドのクルーが届けるマックデリバリーサービス(MDS)と、Uber Eats、出前館などとの提携により、デリバリーサービスを展開している。9月末時点で、デリバリー実施店舗数は、それぞれMDS845店舗、Uber Eats1635店舗、出前館1554店舗などを合わせて、合計で全国1897店舗となっている。今後もデリバリーサービス提供店舗とエリアを拡大し、利便性の向上を目指す。

ドライブスルーについては、キャパシティを増強するほか、「モバイルオーダー」で注文した商品を、車に乗ったまま店舗の駐車場で受け取れるサービス「パーク&ゴー」をより多くの店舗に拡大しており、9月末時点で全国の1021店舗で展開している。

第3四半期連結累計期間は、新規出店35店舗、閉店27店舗となり、期末店舗数は2932店舗となった。経営資源を効果的に活用するために、新規出店と改装、リビルドや未来型店舗への投資配分を柔軟に見直しながら、お客の満足度と業績を向上させるための投資を継続した。

通期は、売上高3120億円(8.2%増)、営業利益340億円(8.7%増)、経常利益330億円(5.0%増)、親会社に帰属する当期利益210億円(4.0%増)を見込んでいる。

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