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セブンイレブン/2月期、外出自粛の反動で増収も販管費増加で減益

2022年04月08日 16:30 / 決算

セブン&アイ・ホールディングスが4月7日に発表した2022年2月期決算によると、セブンーイレブン・ジャパンの営業総収入は8630億2500万円(1.5%増)、営業利益2230億9100万円(4.4%減)、EBITDA3023億7500万円(2.5%減)となった。

セブンーイレブン・ジャパンは、加盟店の持続的な成長に向けて2019年4月に発表した「行動計画」を遂行し、加盟店が安心して経営に専念できる環境作りに引き続き努めた。

また、新型コロナウイルス感染症の影響により一層の小商圏化が進み、個店ごとのニーズの違いが顕在化する中で、さらなるワンストップショッピングニーズへの対応強化、高付加価値商品の品揃え拡充に加え、来店頻度向上・新規顧客獲得に向けたプロモーション強化に傾注した。

併せて、デリバリーサービスへの需要の高まりを受け、スマートフォンで注文した商品が、最短30分で指定の場所に届けられるサービス「7NOW」の取扱店舗を拡大するなど、多様化するニーズに対応し、すべての地域社会に利便性を提供することを念頭に、加盟店や取引先も含めたバリューチェーン全体での持続的な成長の実現に取り組んだ。

これらの結果、既存店売上は、夏場の天候不順による消費の下押し影響以降弱含みで推移したものの、前年の新型コロナウイルス感染症拡大抑止に伴う外出自粛の反動等により前年を上回った。また、自営店と加盟店の売上を合計したチェーン全店売上は4兆9527億8200万円(前年同期比1.7%増)だった。しかし、商品販売動向変化に伴う商品荒利率の低下と販売費・一般管理費の増加により、営業利益は2230億9100万円(4.4%減)となった。

来期は、営業総収入8375億円(3.0%減)、営業利益2300億円(3.1%増)、EBITDA3125億円(3.3%増)の見込み。

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