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リテールパートナーズ/2月期減損損失などで当期利益31.7%減

2022年04月13日 10:50 / 決算

リテールパートナーズが4月13日に発表した2022年2月期決算によると、営業収益2395億1900万円(前期比1.0%減)、営業利益53億7200万円(35.9%減)、経常利益62億1500万円(33.0%減)、親会社に帰属する当期利益33億7100万円(31.7%減)となった。

固定資産売却益など3億5000万円を特別利益に計上する一方、減損損失や固定資産除却損など14億9000万円を特別損失に計上したため、親会社株主に帰属する当期純利益は33億7100万円(31.7%減)と減益を計上している。

新規出店および既存店の計画的改装によるシェアの拡大を図り、スーパーマーケット事業およびディスカウントストア事業において5店舗の新設、17店舗の改装を行った。株式取得や事業譲り受けにより6店舗を新たに加え、その他の事業においてもスポーツクラブ1店舗を新設した。

また、商品開発、共同調達を拡大するとともに、生鮮強化型の店舗開発による改装を進めている。売上総利益率の改善に努めるほか、新チルドセンターの稼働による物流効率の見直しやグループ物流システムの構築に向けた取り組みを実施している。

スーパーマーケット事業は、営業収益2189億5000万円(1.4%減)、営業利益53億7400万円(34.9%減)。

丸久は、2020年10月に新設した丸久プロセスセンターの稼働開始に伴い、店舗の省力化・省人化による店舗運営の効率化が実現したほか、施設・設備の刷新によりフードディフェンス(食品防御)が強化されているという。2月末の営業店舗数は88店舗(うち「アルク」は43店舗)となっている。

マルミヤストアは、小野商店(大分県宇佐市)より、スーパーマーケット2店舗の事業譲渡を受けるとともに、同年3月に戸村精肉本店(宮崎県日南市)の株式を取得し、同社および戸村フーズを連結子会社化した。これにより、グループとして宮崎県日南市へ初めて出店(4店舗)を行い、南九州におけるドミナント強化を図っている。また、同年9月には、戸村精肉本店が戸村牧場の株式を取得し、同社を連結子会社としている。新鮮マーケットは、平日(月・水・金曜日)の開店時の売場改善による買上点数・売上の向上に努めた。2月末の店舗数はマルミヤストア43店舗、新鮮マーケットは14店舗。

マルキョウは、鮮魚部門では「お魚屋さんの惣菜」「お魚屋さんの寿司」の開発、精肉部門ではブランド肉の拡充、カット技術の向上、青果部門ではカットフルーツの品ぞろえを強化した。フルーツを使用したスイーツの開発に取り組み、惣菜・寿司部門では手作り商品の開発を増やした。店舗数は2月末で84店舗。

グループのスーパーマーケット事業の店舗数は計233店舗となっている。

ディスカウントストア事業は、営業収益202億5800万円(1.8%増)、営業利益2億8600万円(33.2%減)。

アタックスマートは、節約志向が継続するなかで、「誠心誠意価格でお答えします」をスローガンに掲げ、九州エリアにおけるドミナント戦略とEDLPに取り組んでいる。店舗数は1店舗新設し、2月末で計32店舗。

次期は、営業収益2320億円、営業利益54億円(0.5%増)、経常利益63億円(1.4%増)、親会社に帰属する当期利益34億円(0.9%増)を見込んでいる。

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