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サイゼリヤ/9~2月は深夜営業中止などで営業損失が縮小

2022年04月13日 10:40 / 決算

サイゼリヤが4月13日に発表した2022年8月期第2四半期決算によると、売上高692億1100万円(前年同期比10.1%増)、営業損失4600万円(前期は7億8200万円の損失)、経常利益76億6300万円(前期は2億5400万円の損失)、親会社に帰属する当期利益50億3100万円(前期は5億6500万円の損失)となった。

外食産業では、2021年10月から自粛要請が緩和されたことで、徐々に売上高は回復の兆しがみられたものの、2022年1月にまん延防止等重点措置が施行され、営業時間短縮や酒類提供の制限などにより、再び厳しい状況となった。また、資源価格の高騰と円安による食材価格やエネルギー価格の上昇リスク、海外からの輸送問題による原材料確保のリスクなど、依然として予断を許さない状況が続いている。

このような状況のもと、グループとして、コストの削減と従業員の労働環境改善を踏まえ、緊急事態宣言解除後も深夜営業中止の継続を決定した。また、フードロスの削減、エネルギーの効率化による省エネ、プラスチックの再利用等、SDGsに取り組み、ESGを重視した経営活動を行った。また、コンビニ跡地に小型店モデルを出店、従来出店難易度の高かった大型ショッピングセンター内へ出店するなど、新たな立地の開発を推進した。

新商圏店舗として、2021年12月には、北海道旭川市にイオンモール旭川西店、秋田県1号店としてイオンモール秋田店、2022年1月には、鳥取県1号店としてイオンモール日吉津店を出店した。

通期は、売上高1480億円(17.0%増)、営業利益36億円、経常利益130億円(276.2%増)、親会社に帰属する当期利益77億円(336.1%増)を見込んでいる。

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