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クスリのアオキHD/23年5月期の売上高3600億円見込む

2022年07月05日 10:50 / 決算

クスリのアオキホールディングスが7月4日に発表した2022年5月期決算によると、売上高3283億3500万円、営業利益140億7000万円(前期は166億1900万円の利益)、経常利益157億8500万円(前期は173億4400万円の利益)、親会社に帰属する当期利益98億3900万円(前期は120億6200万円の利益)となった。

商品部門別売上高は、ヘルス(医薬品や健康食品等)364億900万円(売上構成比11.1%、前年同期は359億8300万円)、ビューティ(カウンセリング化粧品やフェイスケア商品等)482億4100万円(同14.7%、前年同期は473億600万円)、ライフ(家庭用品等)690億9100万円(同21.0%、前年同期は647億4100万円)、フード(食品、飲料等)1390億5900万円(同42.4%、前年同期は1273億6500万円)、調剤(薬局にて処方する医療用医薬品)355億3100万円(同10.8%、前年同期は304億8500万円)。

地域のかかりつけ薬局として調剤併設率の向上を図るとともに、生鮮食品などの品ぞろえ強化を行うことで「フード&ドラッグ」を推進している。

店舗の新設は、ドラッグストアを北信越に33店舗、東北に10店舗、関東に25店舗、東海に13店舗、関西に21店舗の合計102店舗の出店を行い、さらなるドミナント化を推進した。

また、ドラッグストア併設調剤薬局を北信越に25薬局、東北に9薬局、関東に41薬局、東海に20薬局、関西に5薬局の合計100薬局を新規に開設した。一方、ドラッグストア5店舗(スクラップ&ビルドによる退店)・スーパーマーケット7店舗を閉店した。なお、2021年5月21日付で、当社の子会社であるクスリのアオキが食品スーパーを展開するサン・フラワー・マリヤマ(石川県)を吸収合併した。また、同年6月1日付で、子会社であるナルックスが食品スーパーや飲食店等を展開するスーパーマルモ(茨城県)のスーパーマーケット事業を会社分割(吸収分割)により承継した。これに伴い、スーパーマーケット3店舗が新規増加店舗となっている。

さらに、2022年3月1日付で、同社の子会社であるクスリのアオキが食品スーパーを展開する一二三屋(福島県)、ホーマス・キリンヤ(岩手県)、フードパワーセンター・バリュー(岩手県)を吸収合併した。

これにより5月末のグループの店舗数は、ドラッグストア819店舗(うち調剤薬局併設460店舗)、調剤専門薬局6店舗、スーパーマーケット1店舗の合計826店舗となっている。

なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を、連結会計年度の期首から適用。これにより、前連結会計年度と収益の会計処理が異なることから、経営成績に関する説明において前年同期比(%)は記載していない。

次期は、売上高3600億円(9.6%増)、営業利益152億円(8.0%増)、経常利益160億円(1.4%増)、親会社に帰属する当期利益108億円(9.8%増)を見込んでいる。

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