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アスクル/6~8月はBtoB、BtoCとも売上好調も営業利益9.6%減

2022年09月20日 10:30 / 決算

アスクルが9月15日に発表した2023年5月期第1四半期決算によると、売上高1100億8700万円(前年同期比7.5%増)、営業利益29億5600万円(9.6%減)、経常利益29億4700万円(9.1%減)、親会社に帰属する当期利益18億9100万円(12.1%減)となった。

<アスクル>
アスクル

eコマース事業の売上高は1076億9000万円(7.5%増)、売上総利益は265億3500万円(6.8%増)だった。主力分野であるBtoB事業は、夏の記録的猛暑、人流制限の無い夏季休暇期間中における観光・飲食店等の業種の回復、新型コロナウイルス感染症の再拡大等の状況下において、ボトル飲料、観光・飲食業店等向けの生活用品商材、抗原検査キット等の新型コロナウイルス感染症関連商材等の商品を取り揃え、お客の要望に対応することで、第1四半期連結累計期間は大幅な増収となった。

2022年7月の新アスクルWEBサイト構築に関連する一部機能(中堅大企業向けのWEBサイトであるソロエルアリーナサイトのオープン化)の先行リリースにより、ソロエルアリーナ利用客がサーチエンジンでの検索結果からソロエルアリーナサイトへ直接遷移することが可能となった結果、お客の買い物の利便性が向上し、サーチエンジン経由での売上高が増加した。

また、インターネット広告等の更なる強化による顧客基盤の拡大、戦略的に強化する医療・介護業種および製造業を中心とする専門商材の品揃え強化が相乗効果となり、売上高の成長にそれぞれ貢献した。この結果、BtoB事業の売上高は、前年同期比で60億2600万円増収の894億3200万円(7.2%増)となった。

BtoC事業は、連結会計年度において「LOHACO」の黒字化を目標としている。売上高は、Zホールディングスグループ等との大型販促の連携強化により二桁成長を実現した。販売価格の改定、広告・データビジネスに係る手数料収入の増加により売上総利益率も改善した。この結果、「LOHACO」の売上高は、前年同期比で13億4000万円増収の139億5800万円(10.6%増)となり、BtoC事業合計で、前年同期比で15億2100万円増収の182億5700万円(9.1%増)となった。

通期は、売上高4555億円(6.3%増)、営業利益145億円(1.3%増)、経常利益143億円(0.2%増)、親会社に帰属する当期利益94億円(2.1%増)を見込んでいる。

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