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ABCマート/3~8月SNSによるデジタル販促強化し営業収益39.8%増

2022年10月14日 11:00 / 決算

エービーシー・マートが10月12日に発表した2023年2月期第2四半期決算によると、売上高1361億9100万円(前年同期比12.3%増)、営業利益199億9500万円(39.8%増)、経常利益205億100万円(38.9%増)、親会社に帰属する当期利益133億1700万円(27.3%増)となった。売上高は増収となり、利益面は、効率の良い店舗運営と経費の削減に努めたことから大きく改善し、営業利益、経常利益、当期利益とも大幅な増益となった。

<ABCマートの店舗>
ABCマートの店舗

国内における売上高は954億8600万円(12.5%増)、セグメント利益は171億3100万円(37.9%増)となった。販売戦略では、SNSによるデジタル広告を中心に実店舗への訴求効果を高める販売促進を進め、客単価の改善による売上総利益の向上に努めた。商品展開においては、新作スニーカーを中心にナショナルブランドの限定商品とトレンドのサンダルの販売に注力した。レジャーやアウトドア需要が増していることから防水系スニーカーやレザーカジュアルシューズの売上が好調に推移した。オフィスワークの回帰により、レディースシューズやビジネスシューズの需要も大きく拡大した。

店舗展開では、郊外のショッピングセンターを中心に27店舗の出店を行い、期末の国内店舗数は1071店舗となった。既存店は、都市型旗艦店「GRAND STAGE」への業態変更と、2バナー以上の複合業態への転換を伴う増床改装を積極的に進めた。第2四半期連結累計期間は、28店舗の改装を実施し、複合業態店舗は新店を含め18店舗出店の計71店舗となった。

四半期の国内店舗の売上高増収率は、3年ぶりに行動規制のない夏となったことから、帰省やイベントによる需要が拡大し、全店で9.8%増、既存店で7.4%増となった。上期の売上高は、全店で13.4%増、既存店で8.1%増となった。

通期は、売上高2740億円(12.3%増)、営業利益345億円(25.7%増)、経常利益353億円(24.9%増)、親会社に帰属する当期利益232億円(33.5%増)を見込んでいる。

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