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近鉄百貨店/3~8月は外商・免税売上復調で営業損失縮小

2022年10月14日 10:50 / 決算

近鉄百貨店が10月12日に発表した2023年2月期第2四半期決算によると、売上高513億6000万円(前年同期比8.6%増)、営業損失1億2700万円(前期は14億3500万円の損失)、経常利益1億7500万円(前期は9億7600万円の損失)、親会社に帰属する当期利益4億2200万円(前期は8億8100万円の損失)となった。

<ハルカス近鉄本店>
ハルカス近鉄本店

百貨店業の売上高は423億9900万円(11.0%増)、営業損失5億5100万円(前期は営業損失17億6400万円)となった。前年の緊急事態宣言下での大阪府下の店舗臨時休業の反動増と外商売上や入国制限の緩和に伴う免税売上が好調に推移したことにより、営業損失が縮小した。

百貨店業では、中期経営計画の基本方針のひとつである「百貨店の強みの収益事業化」を推進するため、フランチャイズ事業の強化に積極的に取り組んだ。8月3日には、あべのハルカス近鉄本店にある日本最大級のレストラン街「あべのハルカスダイニング」12階に、「旬のフルーツを一番美味しいタイミングで提供すること」にこだわる新業態のフルーツカフェ「フルフルール」を、フランチャイズ形態でオープンした。4月20日にも、近鉄百貨店四日市店に東急ハンズとのコラボショップ「Plugs Market(プラグスマーケット)四日市店」をオープンしており、フランチャイズ事業は15業種となった。

また、新しいビジネスモデルとなる「スクランブルMD」を取り入れた自主編集売場「Salon de GATE(サロンドゲート)」を、あべのハルカス近鉄本店でオープンするなど、お客へ新たな価値を提供する施策をスピード感をもって展開することで、中期経営計画を着実に推進した。

通期は、売上高1068億円(8.8%増)、営業利益21億円、経常利益23億円、親会社に帰属する当期利益20億円を見込んでいる。

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近鉄百貨店/あべのハルカス近鉄本店に新業態のフルーツカフェ
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