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アオキスーパー/2月期営業利益48.7%減、電気代・包材価格の高騰響く

2023年04月17日 10:10 / 決算

アオキスーパーが4月14日に発表した2023年2月期決算によると、営業収益912億7100万円、営業利益5億800万円(48.7%減)、経常利益5億8700万円(45.9%減)、四半期純損失3億5900万円(前期は6億1300万円の利益)となった。

アオキスーパー

新型コロナウイルス感染症対策に関連した活動制限が緩和される中で消費者行動が変化。資源価格や穀物価格の高騰に伴う仕入価格の度重なる改定要請で販売促進企画が限定的となったことによる来店客数・買い上げ点数が減少した。

また、急激な仕入価格の上昇分を十分に販売価格に反映できなかったことにより、上期において売り上げ総利益は減少。下期においては相場状況等に応じた販売価格の改定を実施した結果、同利益は回復基調だという。

さらに、節電対策に取り組み電気使用量を削減するなど経費の低減を積極的に進めたが、資源エネルギー価格・原材料価格の急激な上昇により電気料金や食品トレー・ラップの包装資材が高騰するなど、販売費および一般管理費は増加した。

なお、減損処理に伴う減損損失を4億8500万円特別損失に計上したこと、繰り延べ税金資産の取り崩しに伴う法人税等調整額を4億3300万円計上したことにより利益額は減少している。

店舗面では、2022年6月に大府店・10月にアズパーク店をリニューアルオープンした。同10月には、営業開始から25年を迎えたショッピングセンターアズパークにおいて大規模な改修工事を実施し、装いも新たにオープンしている。一方で、大同店を1月に閉店した。現在51店舗体制となっている。

次期は、営業収益877億円(3.9%減)、営業利益6億円(18.0%増)、経常利益6億6000万円(12.3%増)、四半期純利益4億円を見込んでいる。

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