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【PR】リテールパートナーズ/3~5月増収増益、値上げで客単価が上昇

2023年07月14日 11:00 / 決算

リテールパートナーズが7月13日に発表した2024年2月期第1四半期決算によると、営業収益605億4200万円(前年同期比4.3%増)、営業利益17億8800万円(32.0%増)、経常利益19億9500万円(28.9%増)、親会社に帰属する当期利益12億7000万円(31.5%増)となった。

リテールパートナーズ

スーパーマーケット事業は、営業収益555億8100万円(4.0%増)、営業利益17億400万円(33.4%増)。

食料品・日用品の値上がりによる一品単価、客単価の上昇を背景に、売上高が好調に推移したことで、営業収益は増収となっている。

利益面では、エネルギーコストの増加に伴う電力料や物流費の増加、賃上げに伴う人件費の増加など、営業費用が増加傾向にあるが、生産性の向上を図るとともに経費削減対策を講じ、営業費用の抑制に努めた。

グループ内の組織再編として、2023年3月、マルミヤストアによる子会社の吸収合併に伴い、消滅会社である新鮮マーケットが営んでいたスーパーマーケット15店舗の運営を、存続会社であるマルミヤストアが承継した。

新たな組織体制として、旧マルミヤストアをSM第一事業部、旧新鮮マーケットをSM第二事業部に位置づけている。

また、2023年3月、ハツトリーの株式を取得。同社および同社の連結子会社であるシード宮崎がグループ入りしている。両社の取得で、九州南部のシェア拡大とシナジー効果の創出を見込む。

5月末の店舗数は241店舗。

ディスカウントストア事業の営業収益47億4300万円(8.3%増)、営業利益1億1900万円(17.3%増)。

物価高騰を背景として消費者の節約志向の高まるなか、引き続き利便性のある地域密着型ディカウントストアを目指し、EDLP(エブリデイ・ロープライス)、EDLC(エブリデイ・ローコスト)戦略を推進している。

2023年3月、マルミヤストアによる子会社の吸収合併に伴い、消滅会社であるアタックスマートが営んでいたディスカウントストア32店舗の運営を、存続会社であるマルミヤストアが承継し、同社のDS事業部のもと、営業を展開している。

5月末の店舗数は32店舗。

保険代理業、スポーツクラブ事業、食品製造業などのその他事業の営業収益2億5400万円(3.2%増)、営業利益4900万円(13.7%減)。

食品製造業の戸村フーズは、製造工場の機械設備の増設を行い、生産能力の向上と作業の効率化を図った。主力商品である「戸村本店焼肉のたれ」の販売も順調に推移している。

一方、保険代理業、スポーツクラブ事業、食品製造業のいずれの事業においても、人件費を中心に販売費および一般管理費の増加があり、利益改善が課題となった。

なお、同社、アークス、バローホールディングスで結成した「新日本スーパーマーケット同盟」では、分科会の再編を行い、商品分科会・業務改革分科会・サステナビリティ分科会・次世代領域開発分科会・マネジメント分科会の5つの分科会にて、商品開発、コスト削減に関する共同の取り組み、サステナビリティ、DX推進に関する情報共有を進めている。

通期は、営業収益2410億円(2.6%増)、営業利益55億円(4.1%増)、経常利益63億円(2.0%増)、親会社に帰属する当期利益35億円(20.0%増)を見込んでいる。

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