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ZOZO/4~6月営業利益158億6200万円、第1四半期で過去最高

2023年07月31日 15:34 / 決算

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ZOZOが7月31日に発表した2024年3月期第1四半期決算によると、売上高458億7100万円(前年同期比7.7%増)、営業利益158億6200万円(10.8%増)、経常利益159億4300万円(11.5%増)、親会社に帰属する当期利益112億400万円(12.5%増)となった。

ZOZO

外出機会増加でオフラインの売り上げが活気づく中、商品取扱高・営業利益ともに第1四半期としては過去最高実績を更新している。

売り上げ面は、商品取扱高に対する売上高比率が高い買取・製造販売とUSED販売、広告事業の成長、送料収入の増加に伴うその他売上高の増加、商品取扱高に対する売上高比率が低いBtoB事業の商品取扱高における構成比が減少したことが主な要因となり、前年同期比で商品取扱高(その他商品取扱高除く)の成長率を上回る伸び率となっている。

集客費用・販促費用が前年同期と比較して増加したものの、商品取扱高・広告事業の成長に伴う粗利の増加、出荷単価上昇に伴う配送費用の減少により増益を計上している。

商品取扱高は1319億2000万円(3.1%増)、その他商品取扱高を除いた商品取扱高は1233億2700万円(同6.4%増)だった。

セールイベント「ZOZOWEEK」の実施(2023年5月12日~21日の10日間)、夏のセール開始(2023年6月23日~)期間にはTVCMを放送し集客を強化。ZOZOTOWNにおける販売力の最大化に取り組んだ。

加えて、引き続き多様化するユーザーニーズに対応できるよう幅広いジャンルの新規ブランド出店も進めている。

カテゴリー強化の取り組みとしては、コスメカテゴリー強化を図る「ZOZOCOSME」に注力している。2023年6月末時点において国内外の700以上のコスメブランドを取り扱っている。商品取扱高拡大のため、さらに積極的な新規ブランドの誘致、ラインアップの拡大を進めていく。

同社ならではの付加価値提供としては、独自のAIを活用した超パーソナルスタイリングサービス「niaulab(似合うラボ)」を開始するなど、購買の上流にアプローチする「似合う」を軸としたソリューションの提供を目指している。

また、Yahoo!ショッピング(2022年10月にPayPayモールを吸収し統合)については、前年度までに獲得した顧客が定着。モールを運営するヤフーによる「本気のZOZO祭」といった販促施策投下により、売り上げを伸ばしている。

広告事業の売り上げは特に順調で、第1四半期は新しい広告のテスト運用を実施しているという。

通期は、売上高2007億円(9.4%増)、営業利益600億円(6.3%増)、経常利益600億円(5.8%増)、親会社に帰属する当期利益420億円(6.3%増)を見込んでいる。

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