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ベルク/3~8月、販促拡大・利便性向上の施策奏功し増収増益

2023年10月12日 16:29 / 決算

ベルクが10月11日に発表した2024年2月期第2四半期決算によると、営業収益1700億2600万円(前年同期比12.7%増)、営業利益92億4800万円(30.4%増)、経常利益95億4200万円(31.2%増)、親会社に帰属する当期利益68億5900万円(40.7%増)となった。

販売政策では、ポイントカード販促やチラシ価格の強化、SNSを利用した情報発信を行い、幅広い層の顧客への来店動機を高めている。加えて4月には、売上3000億円を達成した記念として、景品が当たる大型キャンペーンを実施。ネットスーパー「ベルクお届けパック」、レジ待ちを解消できるサービス「スマベルク」は、導入店舗を継続して拡大し、利便性向上を図ってきた。移動スーパー「とくし丸」も拡大展開を続け、高齢者などに対する買物支援の取り組みを進めている。

商品政策では、プライベートブランド「くらしにベルク kurabelc(クラベルク)」を含めた自社開発商品の取扱いをさらに拡大し、毎日の暮らしにうれしい商品を求めやすい価格で順次発売。店舗運営では、標準化された企業体制を基盤に、適正な人員配置、省力器具の活用、従来作業などの見直し・改善による効率的なチェーンオペレーションを推進した。

店舗投資では、5月に「フォルテ八王子店」(東京都八王子市)、6月に「光が丘店」(埼玉県和光市)を出店。既存店3店舗の改装も実施し、総菜・簡便商品の拡充、快適な買い物空間を提供するための設備更新を行った。そのうちの1店舗「江木店」(群馬県高崎市)は、新業態の「クルベ」として7月にリニューアルオープンしている。

なお、8月に「上里SC店」(埼玉県児玉郡)を閉店し、8月末現在の店舗数は134店舗となった。

通期は、営業収益3273億8100万円(5.3%増)、営業利益136億7700万円(2.4%減)、経常利益138億800万円(3.4%減)、親会社に帰属する当期利益92億3100万円(4.0%減)を見込んでいる。

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