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バローHD/4~9月営業収益3991億円、過去最高を更新

2023年11月10日 16:46 / 決算

バローホールディングスが11月10日に発表した2024年3月期第2四半期決算によると、営業収益3991億4000万円(前年同期比6.5%増)、営業利益111億4200万円(16.5%増)、経常利益126億4300万円(13.8%増)、親会社に帰属する当期利益66億2700万円(15.5%増)となった。

バロー

営業収益は、昨年に続き過去最高を更新。営業利益、経常利益においては過去3番目、親会社株主に帰属する四半期純利益では過去2番目の高水準だった。

スーパーマーケット事業の営業収益は2215億2300万円(7.3%増)、営業利益は81億3400万円(54.9%増)。

関西エリアへの新規出店や小規模店舗への生鮮部門のさらなる強化を目的とした改装を進めた。

バローの既存店売上高が4.7%増、売上総利益率も上昇した。

2店舗を新設、1店舗を閉鎖し、9月末現在の店舗数はグループ合計317店舗。

ドラッグストア事業の営業収益は853億2300万円(6.6%増)、営業利益は27億2000万円(28.5%増)。

回復傾向にあるインバウンドやメークコスメなどの需要に対して、ヘルス&ビューティー部門を一層強化。調剤部門では既存店の調剤併設化を積極的に実施している。

7店舗を新設、2店舗を閉鎖し、9月末現在の店舗数は500店舗(うち調剤取り扱い166店舗)。

ホームセンター事業の営業収益は632億6900万円(0.1%減)、営業利益は22億600万円(27.2%減)。

収益基盤の強化に向けてプライベート・ブランド商品の開発に重点的に取り組んだほか、工具資材を専門に扱うプロショップの新規出店や、収益力の高い既存店の全面改装、部門改装を行っている。

生活必需品を中心とした物価高の影響による消費者の節約志向もあり、既存店売上高はダイユーエイト、ホームセンターバロー、タイムの3社合計で1.5%減少し、減収となった。また、経費削減に取り組んだものの、資源価格の高騰などにより経費が増加し、減益を計上している。

1店舗を新設、2店舗を閉鎖し、9月末現在の店舗数はグループ合計160店舗。

自社電子マネー「Lu Vit(ルビット)カード」やアプリの活用に注力した結果、9月末現在の「Lu Vitカード」会員は440万人、アプリ登録会員は92万人となった。

通期は、営業収益7720億円(1.6%増)、営業利益205億円(2.2%増)、経常利益233億円(1.1%増)、親会社に帰属する当期利益93億円(22.3%増)を見込んでいる。

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