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日本マクドナルドHD/12月期各利益で過去最高を更新

2024年02月08日 16:29 / 決算

日本マクドナルドホールディングスが2月8日に発表した2023年12月期決算によると、売上高3819億8900万円(前年同期比8.4%増)、営業利益408億7700万円(20.9%増)、経常利益407億3400万円(24.1%増)、親会社に帰属する当期利益251億6300万円(26.2%増)となった。

日本マクドナルド

売り上げ面は、既存店売上高は2015年第4四半期から2023年第4四半期まで33四半期連続でプラスとなった。全店売上高(直営店舗とフランチャイズ店舗の合計売上高)は、7777億円と過去最高を更新している。

利益面では、売り上げ増の効果に加え、グローバル規模の原材料調達、より効率的な物流網の構築といったコスト管理、マーケティング活動を効率的に強化し、営業利益、経常利益、当期純利益も過去最高を計上している。

2022年に公表した中期経営計画3カ年の数値目標を、2年目で達成した。

新店・リロケート86、リビルド36、閉店71で総店舗数は2982店舗となっている。キャパシティーの増強についても、製造能力を強化したキッチンシステム、商品の受け渡し口を増強した店舗の導入を徐々に進めている。

アプリなどデジタル施策を強化しており、アプリの2023年12月のMAU(Monthly active users )は2600万。

2023年12月末時点で、デリバリー実施店舗数はそれぞれMDS998店舗、Uber Eats1973店舗、出前館1961店舗を合わせて、合計で全国2239店舗でデリバリーを導入した。

また、 ドライブスルーはキャパシティーの増強に加え、「モバイルオーダー」で注文した商品を、車に乗ったまま店舗の駐車場で受け取れるサービス「パーク&ゴー」を採用。2023年12月末時点で全国の1153店舗で展開している。

次期は、利便性の高いサービスの提供により、顧客満足度を向上するとともに、中期経営計画の「成長に向けた3本の柱」の各取り組みを継続的に推進。全店売上高は8260億円を目指す。

売上高4060億円(6.3%増)、営業利益455億円(11.3%増)、経常利益445億円(9.2%増)、親会社に帰属する当期利益270億円(7.3%増)を見込んでいる。

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