F&LC/10~12月増収増益、国内外のスシロー堅調
2024年02月09日 13:57 / 決算
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FOOD&LIFE COMPANIES(F&LC)が2月9日に発表した2024年9月期第1四半期決算によると、売上収益855億3300万円(前年同期比25.8%増)、営業利益61億2300万円(290.1%増)、税引前利益57億3200万円(431.6%増)、親会社に帰属する当期利益32億5700万円(385.6%増)となった。
国内スシロー事業の売上収益は586億3800万円(25.6%増)、セグメント利益は44億5600万円(前年同期は3900万円)。
スシローでは、一部店舗で新しい店舗モデルのトライアルを実施している。流れるすしがデジタルレーンで復活し、景品がもらえるミニゲームも搭載した「デジタル スシロー ビジョン」(通称:デジロー)を導入した。
海外スシロー事業の売上収益は190億6800万円(37.7%増)、セグメント利益は10億4200万円(5.5%減)。
2023年8月から開始されたALPS処理水放出による輸入規制および風評被害を受けて、中国大陸を中心に客数が落ち込んだ。処理水放出の影響は一時的と見ており、集客力回復に向けて効果的な施策を検討している。
そのような環境の中、インドネシアへ1号店を出店し、初進出した。その他の地域では、中国大陸において広州、深セン、成都で合計5店舗、台湾1店舗、香港3店舗、タイ2店舗と、新規出店している。
京樽事業の売上収益は62億6200万円(1.1%減)、セグメント利益は1億600万円(前年同期はセグメント損失1億7300万円)。
京樽ブランドでは、リブランディングを図る店舗リニューアルを進めている。伝統を継承しつつも現代にマッチしたブランドに進化すべく各種取り組みを実施し収益力の強化を図るとともに、不採算店を閉店するなど、
収益力の改善を進めている。
みさきブランドでは、前期に改良した赤シャリや各種販促が好評で売り上げは順調に推移した。また、「すしみさき」へのブランド転換を継続していく。
通期は、売上収益3500億円(16.0%増)、営業利益115億円(4.5%増)、親会社に帰属する当期利益65億円(17.7%減)を見込んでいる。
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