DCM 決算/3~5月増収増益、PB販売が好調

2024年06月28日 16:28 / 決算

DCMホールディングスが6月28日に発表した2025年2月期第1四半期決算によると、営業収益1414億8700万円(前年同期比14.2%増)、営業利益102億3300万円(10.9%増)、経常利益93億800万円(2.2%増)、親会社に帰属する当期利益56億9100万円(0.4%増)となった。

DCMホールディングス

4月以降の気温上昇に伴ってエアコンや扇風機などの電気冷房機器が好調に推移したが、3月の全国的な気温低下や5月下旬の西日本の大雨など、天候不順の影響を受けた。

DCMブランド商品は、原材料価格の上昇と円安による仕入価格の上昇、物流コスト上昇などの影響を受けているが、環境に配慮した商品開発、節電や節約商品の新規展開、販促強化、エクスプライスのPB商品(MAXZEN)の重点販売に取り組んでいる。

グループの新規出店は1店舗、退店は1店舗を実施。これにより、5月末日現在の店舗数は840店舗。

園芸部門の売上高は278億3700万円(21.2%)。気温上昇により、除草剤、刈払機などの雑草対策用品が好調に推移した。

ホームインプルーブメント部門の売上高は270億7900万円(14.2%増)。プロ向けの商品、防災意識の高まりにより、家具転倒防止用品などの防災用品が売れているという。

ハウスキーピング部門の売上高は289億1800万円(25.0%増)。トイレットペーパーなどの紙関連商品、外出需要の増加により、ステンレスボトル、行楽用品などが好調だった。

ホームファニシング部門の売上高は62億7200万円(14.3%増)。3月は毛布などの冬物寝具が好調に推移した。

ホームエレクトロニクス部門の売上高は107億5000万円(25.4%増)。3月はファンヒーターなどの暖房用品、4月以降はエアコンや扇風機などの電気冷房機器、店頭におけるエクスプライスのPB商品(MAXZEN)の重点販売の効果もあり、冷蔵庫などの家庭電器の販売が伸びた。

通期は、営業収益5505億円(12.7%増)、営業利益340億円(18.5%増)、経常利益328億円(19.7%増)、親会社に帰属する当期利益194億円(9.5%減)を見込んでいる。

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