J.フロント/2025年2月期決算を上方修正、当期利益37.7%増
2024年09月25日 14:57 / 決算
J.フロント リテイリングは9月24日、2025年2月期通期連結業績予想数値を上方修正した。
総額売上高は、1兆2150億円を1兆2500億円(前回予想比2.9%増)、売上収益4245億円を4370億円(2.9%増)、事業利益485億円を520億円(7.2%増)、営業利益415億円を520億円(25.3%増)、税引前利益390億円を500億円(28.2%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益265億円を365億円(37.7%増)にそれぞれ修正した。
第2四半期の連結業績は、主に中核事業である百貨店事業、ショッピングセンター事業において、国内売上は堅調に推移し、また訪日外国人観光客の増加などにより免税売上が伸長した。これらにより、第2四半期(累計)の売上収益は前回発表予想に対し1.1%増、事業利益も9.8%増となる見込みだ。
加えて、2024年7月22日に公表した「心斎橋共同センタービルディングの株式取得(子会社化)」に伴う株式段階取得差益約85億円をその他の営業収益に計上する結果、営業利益は事業利益の増加と合わせ前回発表予想に対し45.6%増となる見込み。
通期の連結業績見通しも、第2四半期(累計)の連結業績に加え、第3四半期以降の売上収益の見通しや将来を見据えた先行投資、リスクに備えた構造改革費用の追加などを織り込んだ結果、前回発表予想に対し、売上収益や各利益ともに増加する見通しとなった。
■J.フロントの関連記事
J.フロント 決算/3~5月増収増益、富裕層向け・インバウンド好調
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。