スギHD 決算/3~11月増収増益、関東・中部・関西でのドミナント戦略継続

2025年01月09日 17:09 / 決算

スギホールディングスが1月9日に発表した2025年2月期第3四半期決算によると、売上高6346億1900万円(前年同期比15.1%増)、営業利益287億4900万円(11.0%増)、経常利益303億5000万円(12.2%増)、親会社に帰属する当期利益190億5700万円(17.3%増)となった。

店舗の出退店については、関東・中部・関西・北陸信州エリアでのドミナント拡充に向けて101店舗の新規出店と17店舗の閉店を実施。I&Hの子会社化により376店舗を取得した。あわせて227店舗を改装することで、既存店舗の競争力強化にも努めた。結果、第3四半期末における店舗数は2178店舗となっている。

調剤領域では、伸長する処方せん応需に対応するため調剤室および調剤待合室の拡張改装を実施。高齢社会への対応を目的とした訪問調剤の強化および高度な専門性を必要とする処方せんの獲得拡大に努め、調剤領域での売上基盤の増強を図った。

加えて、薬剤師の専門教育の充実や電子処方せんシステムの整備により、かかりつけ薬剤師・薬局を推進している。

生産性改善に向けては、医療事務の配属を進め、個店別の人員配置を適正化するなど全体的な最適化を図った。

物販領域では、関東・中部・関西の主要都市圏への新規出店を推進するとともに、オープン後の早期立ち上げを目的に、スギ薬局アプリの会員獲得・販促を強化。既存店舗では、PB商品の販売強化や食品売場の拡張等の改装を実施し、売上増加を図った。さらに都心店舗では、訪日外国人向け商品の品ぞろえ拡充などインバウンド対応に注力している。

通期は、ヘルス&ビューティケア関連商品や日用雑貨・食品等の販売が増加したことに加え、9月に連結子会社化したI&Hの業績寄与も見込めることから、業績予想を上方修正した。

売上高は650億円増の8750億円(17.5%増)、営業利益は10億円増の410億円(12.0%増)、経常利益は15億円増の430億円(13.0%増)、親会社に帰属する当期利益は5億円増の255億円(16.0%増)を見込んでいる。

スギHD 決算/3~8月増収増益、関東・中部・関西の主要都市圏に新規出店

流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。

メルマガ無料登録はこちら

決算 最新記事

一覧

増収増益に関する最新ニュース

一覧

スギ薬局に関する最新ニュース

一覧

スギホールディングスに関する最新ニュース

一覧

最新ニュース

一覧