伊藤忠食品 決算/4~12月増収増益、洋酒・飲料が好調

2025年01月31日 13:49 / 決算

伊藤忠食品が1月31日に発表した2025年3月期第3四半期決算によると、売上高5432億2900万円(前年同期比3.8%増)、営業利益91億9400万円(12.1%増)、経常利益118億7600万円(24.8%増)、親会社に帰属する当期利益85億700万円(27.2%増)となった。

伊藤忠食品

売り上げ面は、スーパーマーケットおよびドラッグストア向けの取引が拡大。消費者の嗜好(しこう)多様化や酒税改正による影響などもあり、ビール類が不調となった一方、洋酒・飲料が大きく伸び増収だった。

利益面では、増収効果に加え、経費の改善が進み増益を計上している。

デジタルサイネージの活用やそこから得られるデータを活用した店頭への来店動機や商品の購買意欲の喚起を目的とする売り場作りを積極的に推進している。

商品開発では、冷凍食品の「凍眠凍結酒」と「凍眠フルーツ」の採用がギフトや宅配、GMS・スーパーマーケットで需要が伸びた。

物流は、トラックの積載効率改善やドライバーの労働負荷軽減等の課題に対して食品流通業界全体で取り組んでいる。デジタル技術の活用による庫内作業のデータ化と分析も進めている。

通期は、売上高7000億円(4.1%増)、営業利益90億円(17.5%増)、経常利益100億円(8.5%増)、親会社に帰属する当期利益70億円(6.1%増)を見込んでいる。

伊藤忠食品 決算/4~9月増収増益、GMS・スーパーとの取引拡大

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