ヤオコー 決算/4~12月増収増益、価格の二極化対応継続
2025年02月10日 15:36 / 決算
ヤオコーが2月10日に発表した2025年3月期第3四半期決算によると、営業収益5576億1200万円(前年同期比18.7%増)、営業利益345億1600万円(8.5%増)、経常利益339億1900万円(7.1%増)、親会社に帰属する当期利益229億6300万円(4.0%増)となった。
販売面は、二極化対応を継続し、価格コンシャスを強化している。EDLP(常時低価格施策)や「厳選100品」に加え、生鮮の頻度品などの価格政策に取り組んでいる。
また、集客強化を図るべく、単品量販を推進する「日本一企画」、地方の特産品を品ぞろえする「産地フェア」や「豊洲祭り」などを実施した。
顧客別対応のさらなる進化のため、埼玉エリアと神奈川エリアで販促・品ぞろえを変える「南北政策」を推進している。
グロッサリー商品を対象としたAIによる需要予測に基づく自動発注システムの活用は順調に推移。電子棚札や業務支援アプリを順次導入するなどペーパーレス化も進めている。
店舗面では、2024年5月に武蔵浦和店(埼玉県さいたま市)、6月に浦和三室店(埼玉県さいたま市)、9月に久喜吉羽店(埼玉県久喜市)と東鷲宮店(埼玉県久喜市)、10月に川口SKIPシティ店(埼玉県川口市)と渋川店(群馬県渋川市)、11月に新百合ヶ丘店(神奈川県川崎市)をオープンした。12月には学園前店(千葉県千葉市)においてスクラップ&ビルドによるリニューアルを実施した。
2024年12月31日現在の店舗数は、グループ全体で238店舗(ヤオコー194店舗、エイヴイ14店舗、フーコット5店舗、せんどう25店舗)。
店舗を拠点とするヤオコーネットスーパーは24店舗で展開しており、今後も拡大の予定だ。
通期は、営業収益7070億円(14.1%増)、営業利益314億円(7.1%増)、経常利益305億円(5.6%増)、親会社に帰属する当期利益187億円(2.5%増)を見込んでいる。
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