ゲオHD 決算/4~12月営業利益26.4%減、新品商材の売上低迷

2025年02月10日 11:31 / 決算

ゲオホールディングスが2月7日に発表した2025年3月期第3四半期決算によると、売上高3161億5600万円(前年同期比3.4%減)、営業利益98億1900万円(26.4%減)、経常利益109億8700万円(23.7%減)、親会社に帰属する当期利益64億4300万円(30.8%減)となった。

ゲオHD

リユース系リユース商材全体の売上は1403億5200万円(12.6%増)。

国内では物価上昇による生活防衛に加え、エシカル消費行動など従前からのリユース需要継続はあるものの、今年は秋以降も暑さが続き、秋冬物衣料の動きが鈍いスタートとなっている。しかし12月には冬らしい寒さとなり、成長フェーズ継続を確認できた。

一方、海外では直営店方式での出店により活動範囲を広げ、世界のリユース市場における認知度向上を図り、各地域で着実に店舗数・売上を拡大している。

メディア系リユース商材全体の売上は615億1300万円(12.5%増)。

ゲーム関連商材はダウンロード版ソフト普及が進むものの、家庭用ゲーム機「PlayStation 5」本体のリユース流通量増加や旧作ゲームソフトの根強い人気、ゲームユーザー数の増加が下支えとなり、前年並みの売上となった。

加えて、スマートフォンやタブレット端末などのリユース通信機器市場の拡大に合わせ、店頭サポートスタッフを配置した「GEO mobile」をショッピングモールなどに出店し、小売販売に注力している。

新品商材の売上は734億3900万円(30.1%減)。

前年は需給バランス改善による家庭用ゲーム機本体の販売増および大型新作タイトルのリリースがあり売上高増加要因となったが、第3四半期連結累計期間はその反動減となった。

また、外国為替相場の変動により、為替差益4億3000万円を計上している。

通期は、売上高4360億円(0.5%増)、営業利益120億円(28.6%減)、経常利益120億円(36.0%減)、親会社に帰属する当期利益60億円(45.0%減)を見込んでいる。

ゲオHD 決算/4~9月営業利益25.9%減、新品の家庭用ゲーム機不調

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