アークランズ 決算/2月期増収増益、外食事業「かつや」好調・19店舗純増
2025年04月11日 19:16 / 決算
アークランズが4月11日に発表した2025年2月期決算によると、売上高3157億2700万円(前年同期比1.6%増)、営業利益162億3100万円(0.7%増)、経常利益191億6900万円(15.5%増)、親会社に帰属する当期利益101億2600万円(11.0%増)となった。
小売事業の売上高および営業収入は2552億7000万円(0.6%増)、営業利益は55億5900万円(7.0%減)。
主力のホームセンター部門では、家庭用品、カー・レジャー用品が堅調に推移した一方、園芸用品が苦戦した。2024年7月のフレッシュハウス完全子会社化の影響により、リフォームサービスの売上高および営業収入は28.0%増となっている。
ホームセンターの2月末の店舗数は、7月にスーパーセンタームサシ長岡店(新潟県長岡市)の移転増床、10月にスーパービバホーム湘南平塚店(神奈川県平塚市)の出店と5店舗の閉店をした結果、4店舗減少。139店舗となった。
このほか、前年下期に行った価格改定により売上総利益率が改善したことに加えて、販売費および一般管理費については宣伝広告のデジタルシフト、物流の効率化等により抑制を図った。一定の効果があったものの、一方で新規出店コスト、人件費単価、エネルギー価格の上昇等が負担となっている。
外食事業の売上高および営業収入は561億4500万円(8.4%増)、営業利益は59億6800万円(4.6%増)。
主力のとんかつ専門店「かつや」では、店舗のDX化の推進に加え、14回のフェアメニューと2回のキャンペーンを実施。結果、1~12月における直営店の既存店売上高は3.7%増と好調に推移した。
出退店については、直営店6店舗、FC店16店舗の出店。直営店1店舗、FC店2店舗の閉店により、12月末の店舗数は純増19店舗の491店舗となっている。
からやま・からあげ縁(国内)は、グランドメニューの改定に加え、11回のフェアメニューと3回のキャンペーンを実施した。出退店については、「からやま」直営店4店舗、FC店1店舗を出店。FC店8店舗を閉店した。加えて「からあげ縁」FC店2店舗の出店、FC店5店舗の閉店により、12月末の店舗数は純減6店舗の155店舗となった。
次期は、大型ホームセンター2店舗の新規出店や既存店改革、「かつや(国内)」直営・FC計30店舗の出店、「からやま・からあげ縁(国内)」直営・FC計10店舗の出店などを計画しているという。
2026年2月期は、売上高3350億円(6.1%増)、営業利益193億円(18.9%増)、経常利益190億円(0.9%減)、親会社に帰属する当期利益116億円(14.5%増)を見込んでいる。
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