近鉄百貨店 決算/3~11月営業利益44.9%増、免税と外商売上が好調
2025年01月10日 16:13 / 決算
近鉄百貨店が1月10日に発表した2025年2月期第3四半期決算によると、売上高831億6500万円(前年同期比1.2%増)、営業利益28億7900万円(44.9%増)、経常利益26億5400万円(39.5%増)、親会社に帰属する当期利益17億1600万円(11.6%増)となった。
百貨店業の売上高は667億3700万円(0.0%増)、営業利益19億6700万円(85.4%増)だった。
円安効果などにより訪日客が増加し、免税売上が特選洋品を中心に好調だったほか、外商売上が高額商品を中心に好調に推移した。
3月7日にあべのハルカス開業10周年を迎え、あべのハルカス近鉄本店で、10周年を記念した「花咲く生誕祭アニバーサリーフェア」を開催し、限定商品の展開や特別なイベントを全館で開催。10周年限定企画商品を数多く展開した「大北海道展」も好調だった。
収益力向上のため強化しているフランチャイズ事業において、本店に北欧・デンマークのライフスタイルを体感できるベーカリーカフェ&ショップ「KAFFE OTTE(カフェ オッテ)」を4月17日にオープン。本店以外では、和歌山店で和歌山県初となる「成城石井」を6月12日に、andで大阪市内初となる「カインズ」を9月4日に、奈良店で奈良県初となる「マリメッコ」を10月23日にそれぞれオープンした。
andでは改装リニューアルを行い、「カインズ」に加え「ハルチカマルシェ」をオープンし、商業施設へと進化する取り組みを進めている。
通期は、売上高1160億円(2.2%増)、営業利益57億円(46.0%増)、経常利益54億円(39.7%増)、親会社に帰属する当期利益34億円(22.4%増)を見込んでいる。
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