マミーマート 決算/10~3月増収増益、既存店好調で売上・利益ともに過去最高

2025年05月09日 13:38 / 決算

マミーマートが5月9日に発表した2025年9月期第2四半期(中間期)決算によると、営業収益934億1800万円(前年同期比18.1%増)、営業利益43億2200万円(4.2%増)、経常利益45億3800万円(2.2%増)、親会社に帰属する当期利益30億7300万円(2.1%増)となった。

マミーマートのロゴ

売上・利益ともに過去最高となった。既存店の売上が好調に伸長し、コスト上昇分も吸収した。

セグメント別では「スーパーマーケット事業」の売上高は920億1000万円(18.4%増)で、セグメント利益42億6800万円(3.6%増)だった。

「生鮮市場TOP!」「マミープラス」という2つの新フォーマットが、「競争力ある価格」と「商品開発力」を生かし、顧客の節約志向と価値ある商品に対するニーズを的確に捉え、顧客からの支持を獲得した。

その結果、既存店の売上高が9.8%増と大きく伸長し、これに新規出店で売上高が上乗せとなったことで好調に推移した。

販売費及び一般管理費は、新規出店と既存店の改装による設備投資と出店関連費用の増加に加え、人への投資・処遇改善などで賃金も増加した。

一方で、従来から取り組んでいるローコストオペレーション運営の施策であるLSP(Labor Scheduling Program)や、効率化を目的としたRPAをはじめとするデジタル関連への投資も行い、人員の適正配置の精度をあげた結果、人件費率を適正に推移させることができた。

また、既存店の成長が想定以上の成果を生み出し、コストの増加を吸収した。

中期経営計画(2024年9月~2026年9月期)の2年目として、新規出店3店舗、既存店の改装4店舗を実施。下期は、新規出店3店舗、改装6店舗を予定する。

2025年3月31日時点の店舗数は、83店舗(マミーマート他39店舗、生鮮市場TOP!30店舗、マミープラス12店舗、温浴事業1店舗、葬祭事業1店舗)。前年同期比で見ると、マミーマートが8店舗減、生鮮市場TOP!が6店舗増、マミープラスが7店舗増となった。

中間期の業績が好調に推移したことを受け、同社は同日付で通期連結業績予想を上方修正した。

その結果、通期の営業収益は50億円増加の1900億円(18.2%増)、営業利益は4億5000万円増加の67億円(4.1%増)、経常利益は4億5000万円増加の71億5000万円(2.8%増)、親会社に帰属する当期利益は2億5000万円増加の50億円(5.6%増)を見込んでいる。

マミーマート/9月期当期利益は過去最高の47億円、次期9店舗改装・7店舗オープン

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