エディオン 決算/3月期増収増益、エアコンなど季節家電好調で売上増に貢献
2025年05月09日 14:04 / 決算
エディオンが5月9日に発表した2025年3月期決算によると、売上高7681億2900万円(前年同期比6.5%増)、営業利益233億9400万円(38.2%増)、経常利益243億5000万円(40.4%増)、親会社に帰属する当期利益141億1800万円(56.5%増)となった。
夏の猛暑や冬の寒さの影響でエアコンなどの季節家電が売上の増加に大きく寄与。加えて、端末の買い替え需要の活性化などでiPhoneを中心とした携帯電話が昨年から引き続き好調だった。
猛暑の影響などで高い断熱性能が関心を集めた二重窓リフォームを中心に住宅設備も伸長。そのほかに、理美容・健康器具や電子レンジ・調理家電などの生活家電、タブレットなどの伸長により情報家電も堅調だった。
売上の伸長もあり、売上総利益額は132.7億円増加。販売管理費比率は0.7%改善した結果、経常利益率は3.2%となり前年同期よりも0.8%改善した。
店舗展開では、家電直営店7店舗を新設、1店舗を移転、7店舗を閉鎖。フランチャイズ店舗は15店舗を新設、27店舗を閉鎖した結果、12店舗の純減。2025年3月末時点の店舗数はフランチャイズ店舗736店舗を含めて1190店舗となった。
同社は2024年8月1日付で「室山運輸」の全株式を、2025年2月28日付で「ジャパンネクストリテイリング」の全株式をそれぞれ取得して連結子会社化。
室山運輸は、近畿から中四国地方を中心に長年物流業界に携わってきた企業で、協力パートナー企業だった同社をグループ化し物流課題の解決などにつなげる。
ジャパンネクストリテイリングは、「正直屋」のストアブランドで関東・中部・近畿エリアなどを中心に給湯設備機器の販売を行っており、グループ全体のリフォーム事業拡大に向けた相乗効果が得られるとしている。
次期は、売上高7900億円(2.8%増)、営業利益250億円(6.9%増)、経常利益260億円(6.8%増)、親会社に帰属する当期利益145億円(2.7%増)を見込んでいる。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。