松屋フーズHD 決算/4~6月既存店好調で2桁増収、利益も大幅増益
2025年08月14日 10:32 / 決算
松屋フーズホールディングスが8月12日に発表した2026年3月期第1四半期決算によると、売上高431億6400万円(前年同期比26.0%増)、営業利益9億6500万円(620.1%増)、経常利益11億4900万円(269.6%増)、親会社に帰属する当期利益5億5400万円(前期比23倍の増加)となった。
既存店売上が16.6%増と前年を上回ったことに加え、前年度以降の新規出店などによる売上増加分が寄与し、2桁増収となった。
エネルギー費、各種調達価格の上昇により、原価率は前年同期の35.2%から37.2%に上昇。一方で、売上高増加により固定費の占める割合が低下し、販管費は前年同期の64.4%から60.6%へと改善。利益は大幅な増益となった。
新規出店は、牛めし業態17店舗、鮨業態3店舗、海外・その他業態4店舗(うちFC1店舗)の合計24店舗を出店。直営の牛めし業態3店舗は撤退し、海外・その他業態3店舗はFC契約を解除。店舗数はFC店含め、1383店舗(うち国内FC5店舗、海外22店舗)となった。
この業態別内訳としては、牛めし業態1120店舗、とんかつ業態195店舗、鮨業態20店舗、海外・その他の業態48店舗。
新規出店を除く設備投資は、全面改装1店舗、一部改装72店舗の合計73店舗の店舗改装を実施したほか、工場生産設備などに投資を行った。
人材投資としてベースアップ、初任給の引き上げなどの待遇改善を行った。
既存店の売上高増加より、売上高が前回予想を上回る見込みのため、同日付で業績予想を上方修正した。
その結果、通期は、売上高が37億円増えて1750億円(13.5%増)、営業利益は16億円増えて40億円(9.2%減)、経常利益は16億円増えて48億円(6.8%減)、親会社に帰属する当期利益は7億5000万円増えて18億5000万円(15.4%減)を見込んでいる。
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