ワタミ 決算/4~6月増収増益、国内外食と海外が好調
2025年08月14日 15:46 / 決算
ワタミが8月14日に発表した2026年3月期第1四半期決算によると、売上高221億1200万円(前年同期比3.3%増)、営業利益11億3900万円(8.4%増)、経常利益6億7300万円(69.0%減)、親会社に帰属する当期利益5億300万円(70.5%減)となった。
「国内外食事業」と「海外事業」が好調で増収増益に。為替変動の影響などで経常利益と親会社に帰属する当期利益は減少した。
「国内外食事業」は客数が増加し、売上高は90億2300万円(9.2%増)、セグメント利益は5億1400万円(34.2%増)の増収増益だった。
6店舗の新規出店と4店舗の撤退を行い、店舗数は494店舗となった。
「宅食事業」の売上高は98億7500万円(1.5%減)、セグメント利益は11億1600万円(4.8%減)の減収減益。在宅需要の減少により調理済み商品のお届け数が前年同期を下回った。
営業拠点数は506カ所。調理済み商品の累計お届け数は1387万5000食(4.3%減)だった。
「海外事業」の売上高は26億100万円(6.9%増)、セグメント利益は800万円(前年同期は1900万円の損失)。
2024年2月にM&Aしたシンガポールの「LEADER FOODグループ」の業績が好調に推移したほか、2024年4月にアメリカの「SONNY SUSHI COMPANY」から事業譲受したことで増収増益となった。
3店舗の新規出店と1店舗の撤退を行い、店舗数は72店舗となっている。
「環境事業」の売上高は4億900万円(21.7%減)、セグメント利益は1億1300万円(4.0%増)。「農業」の売上高は1億4200万円(25.3%増)、セグメント損失は8300万円(前年同期は8800万円の損失)。
なお、通期の業績予想は、中東やウクライナ紛争、米国の関税政策などの先行きの不透明感や世界経済に及ぼす不確実性により現段階では合理的に算定することが困難として、開示していない。
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