流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





新星堂/3~8月は最終黒字24億円確保

2010年10月14日 / 決算

新星堂が10月14日に発表した2011年2月期第2四半期業績によると、売上高は152億3200万円(前年同期比12.3%減)、営業損失2億9600万円(11億4800万円の営業損失)、経常損失3億9400万円(12億6000万円の経常損失)、当期利益24億3100万円(13億1400万円の当期損失)となった。

売上効率の向上は、21店舗の退店と賃借面積の縮小を含む15店舗の改装を実施するとともに、業務改革推進部を中心に業務インフラの再整備を進めた。

人件費率の低減は、希望退職募集を行い5月20日付で175名が退職し、第2四半期会計期間の労働分配率は前事業年度の50.5%から39.7%へと改善が進んだ。物件費率の低減については、賃借面積縮小をともなう改装に加え、賃貸借条件の変更を進めた。

縮小・移転した自社ロジスティクスセンターは3月10日から稼働し、倉庫賃借料と物流費の圧縮に寄与している。

財務体質の強化については5月6日付で、のぞみ債権回収から30億円の債務免除を受け、前年度末においてマイナスとなった株主資本の増強を果たした。

事業別では、音楽事業の売上高は146億4500万円(前年同期は167億3900万円)。書籍事業の売上高は5億2400万円(6億3400万円)、不動産賃貸その他売上高が6300万円(900万円)となった。

第2四半期会計期間(3か月)においては、販管費の削減が進んだことから営業利益は7300万円(5億9600万円の損失)、経常利益は2500万円(6億4900万円の損失)を計上した。

通期の業績は売上高312億6700万円、営業利益2億500万円、経常利益3500万円、当期利益27億8700万円の見通し。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧