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味の素/川崎工場の排水処理に新技術、“汚れ”基準値の1/15未満に

2012年12月06日 / 経営

味の素は、主力生産拠点である川崎工場に新たな排水処理設備を導入、最新技術で排水中の窒素濃度を大幅に低減したと発表した。設備の刷新には33億円を投じたという。

<新排水処理設備>                                       新排水処理設備

新たに導入した設備では、最新の排水処理技術である「微生物脱窒素法(BDN法)」を採用。これまでの処理法では窒素の一部を分解できず、そのまま排出していたとされる。しかし、BDN法では、微生物を利用することで窒素の分解が可能。これにより、排水の汚れを示す「生物化学的酸素要求量(BOD)」を法規制値の15分の1未満まで抑制することに成功したという。

新設備で処理された排水は多摩川に排出する。また、有機物の分解後に排出される汚泥は、有機質肥料の原料として有効利用する。

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