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はるやま商事/売上高6.6%減、営業損失1億円

2009年08月11日 / 決算

はるやま商事が8月11日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、売上高は131億4800万円(前年同期比6.6%減)、営業損失1億400万円(前期は2億5900万円の営業損失)、経常損失7300万円(2億3100万円の経常損失)、当期損失1億3200万円(12億8900万円の当期損失)となった。

事業別の概況は、主力事業の紳士服販売事業で「いいもの、欲しいもの、つぎつぎと」をテーマに新商品の開発と販売に注力した。スーツは繊維一本一本まで撥水撥油効果を持たせて汚れをはじく「クリーンアンドエコスーツ」や、家庭の洗濯機で洗えて環境に優しくい「洗えるスーツ」、1着で4通りの着こなしが出来る「4WAYスーツ」などを開発。フォーマルでは、ユニチカテキスタイルの新素材を使用した涼しいサマーフォーマルウェア「-7.5℃最涼夏礼服」を開発した。

また、クールビズ関連商品として東洋紡スペシャルティズトレーディングの開発したスポーツ素材をビジネスシャツに取り入れた「iシャツ」を開発するなど国内の素材メーカーと共同開発を推進した。並行して中、軽衣料の販売にも注力。店舗面では、大きいサイズの「フォーエル」の出店を強化する一方、不採算店舗を3店舗閉鎖し期末店舗総数は365店舗となった。前期に実施した不採算店舗閉鎖の影響と在庫処分や半額セールの前倒しにより客単価が下落したことなどで売上高は129億4400万円(4.9%減)、営業損失3200万円(前期は営業損失1億6700万円)となった。

カード事業では、紳士服販売事業の多様化した顧客ニーズに的確に対応し、同事業の営業推進部門の強化・支援を主たる目的として事業を展開。6月10日には、事業の採算性の観点から同事業を取り止め、会社分割でジェーシービーに承継する契約を締結した。売上高は9400万円(6.0%減)、営業利益は計上せず(前期は営業損失300万円)。

その他事業の売上高は1億900万円(70.7%減)、営業利益300万円(前期は営業損失1200万円)。

通期は売上高526億4200万円(4.3%減)、営業利益7億4000万円、経常利益9億2700万円、当期利益1億1300万円を見込んでいる。

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