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アルペン/売上高ほぼ横ばい、当期利益38.7%減

2009年08月07日 / 決算

アルペンが8月7日発表した2009年6月期業績によると、売上高1897億2600万円(1.7%増)、営業利益79億900万円(6.7%減)、経常利益86億7200万円(0.7%減)、当期利益36億9600万円(38.7%減)となった。

吸汗速乾性に優れた機能性インナーウエアや、快適な履き心地にこだわったウォーキングシューズなど、価格、品質ともに顧客ニーズにあった自社企画商品の開発や、部活需要の取り込みを狙った品ぞろえの強化に取り組んだ。携帯(モバイル)サイトを活用した積極的な販売促進を実施するなど、客層の拡大と来店促進を図った。

店舗の出退店の状況については、「アルペン」1店舗、「ゴルフ5」12店舗、「スポーツデポ」3店舗を出店し、「アルペン」10店舗、「ゴルフ5」5店舗を閉鎖した結果、年度末の店舗数は「アルペン」79店舗、「ゴルフ5」181店舗、「スポーツデポ」94店舗の計354店舗となった。売場面積は4619坪増加し19万929坪となった。

主な商品部門別の概要をみると、ウィンター用品については、暖冬による雪不足の影響からスキーシーズンが例年よりも短く終了したため販売が伸び悩み、売上高は192億5700万円(11.0%減)。

ゴルフ用品については、クローズアウト品も含めた幅広い品ぞろえ、中古クラブの買取から販売までを一括して行うことによる買い替えサイクルの確立、スイング診断機を活用した的確な接客、ワークショップでの各種カスタマイズの強化など、顧客の特性・ニーズにあったきめ細かいサービスの提供をおこない、競合他社との差別化を図った。女子プロ人気に加えて、若手男子プロの活躍による注目度のアップにも支えられ、ゴルフウエア・小物類が堅調に推移した。

だが、ルール適合クラブの買い換え需要が一巡したことに加え、個人消費冷え込みの影響から、ゴルフクラブの売上が伸び悩んだ結果、売上高は702億5600万円(4.6%減)となった。

一般スポーツ用品については、ランニング・機能性インナーウェア・自転車が健康ブームに支えられて好調に推移するとともに、従来より競技者向けの品ぞろえを強化していた、野球・サッカー・バドミントンなども順調に売上を伸ばした結果、売上高は971億700万円(11.4%増)となった。

次期の業績見通しは、売上高1886億円、営業利益71億5000万円、経常利益82億円、当期利益40億円を見込んでいる。

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