流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





アルペン/7~3月は在庫管理制度向上で営業利益33%増

2011年04月28日 / 決算

アルペンが4月28日に発表した2011年6月期第3四半期決算は、売上高1396億9600万円(前年同期比0.6%増)、営業利益73億8200万円(33.0%増)、経常利益79億5400万円(26.9%増)、当期利益34億5500万円(30.8%増)となった。
ゴルフ用品は、ゴルフクラブの買い替え需要の低迷が続く中、フィッティングサービスを強化するなど固定客の確保に努めたが、夏の猛暑の影響によるプレー人口の減少や、冬の例年以上の積雪にともなうゴルフ場のクローズ期間の長期化に加えて、震災の影響をうけて売上高は低調に推移した。
一般スポーツ用品は、吸汗速乾ウェアや吸湿発熱ウェアなど猛暑や厳冬にも対応した高い機能性を有したウェア等が好調に売上を伸ばし、市場の拡大が見込まれるランニング、自転車、機能性ウェア類に、高品質で低価格な自社企画商品を積極的に投入した。サッカー日本代表選手の活躍によりサッカー用品が売上を伸ばした。
ウィンター用品は、年末から気温が低めに推移するとともに十分な降雪に恵まれたこともあり、ジュニア用品を中心としてファミリー層の需要拡大が見られ好調に推移した。
利益面は、販売促進活動をより効果の高い企画に絞り込んで実施し、適切な価格での商品提供や在庫管理の精度向上に努めたことにより売上総利益率が改善した。
一方、震災により固定資産やたな卸資産の一部に被害が発生したことから、災害による損失5億1100万円を特別損失として見積もり計上した。
「アルペン」4店、「ゴルフ5」9店、「スポーツデポ」2店を出店し、「アルペン」2店、「ゴルフ5」8店を閉鎖した結果、期末店舗数は「アルペン」79店、「ゴルフ5」184店、「スポーツデポ」98店の計361店となった。
通期は売上高1926億円(2.1%増)、営業利益95億7000万円(17.5%増)、経常利益102億7000万円(14.4%増)、当期利益43億6000万円(59.8%増)の見通し。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧