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イオン九州/共同調達商品の拡大などで営業利益2.7%増

2010年04月06日 / 決算

イオン九州が4月6日に発表した2010年2月期決算によると、売上高は2589億3000万円(前年同期比3.7%減)、営業利益4億8300万円(2.7%増)、経常利益4億3700万円(15.4%増)、当期利益9億6100万円(前期は400万円の当期利益)となった。

売上総利益率は、食料品で改善したが売上総利益率の高い衣料品の売上が伸び悩み、全社では0.4ポイント前期を下回った。

総合スーパー(GMS)事業では、880円ジーンズなどの衣料品で好調に売上が伸びたが、衣料品全般では買い控えや天候不順が影響し、既存店売上高は8.4%減となった。

食品では、「ベストプライスby トップバリュ」の拡大や「トップバリュ」の戦略的な価格引き下げなどで既存店買上点数は前年を上回ったが、既存店売上高は2.2%減となった。一方トップバリュや九州地区のイオングループの共同調達商品の拡大を推進し、売上総利益高は前期を上回った。

住居余暇商品では、家電・寝具関連を中心に大型商品や高単価商品が伸び悩み、既存店売上高は4.3%減となった。GMS事業の売上高は2015億65百万円(3.3%減)、既存店売上高は4.5%減となった。

スーパーセンター、ホームセンター(SuC・HC)事業では、3店舗を閉店し、価格訴求型売場を確立するため佐賀県の店舗で改装活性化を実施した。SuC・HC事業の売上高は417億7200万円(5.0%減)、既存店売上高は5.6%減となった。

来期は福岡市近郊でのサイクルショップの店舗開発などで売上高2560億円(1.1%減)、営業利益19億円(292.7%増)、経常利益16億円(265.8%増)、当期利益9億7000万円(0.9%増)を見込んでいる。

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