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イオン/売上高3.4%減、営業利益4.7%増の1301億円

2010年04月14日 / 決算

イオンが4月14日に発表した2010年2月期決算によると、売上高は5兆543億9400万円(前年同期比3.4%減)、営業利益1301億9300万円(4.7%増)、経常利益1301億9800万円(3.3%増)、当期利益311億2300万円(前期は27億6000万円の当期損失)となった。

下期にグループで取組んだコスト構造改革で、機能会社の活用を通じた調達コスト低減など荒利益率のマイナス幅の改善、販管費削減などが進み、総合スーパー(GMS)事業を中心に利益を改善した。また米タルボット社の業績回復もあり、利益面では771億8900万円の販管費を削減した。

電子マネー「WAON」の期末発行枚数が前期末より約570万枚増の約1340万枚、当期の決済総額は約5500億円、決済平均単価は約1770 円となった。

プライベートブランド商品「トップバリュ」の売上高は4424億円(20.0%増)と伸長した。

事業別の収益状況は、総合小売事業が4兆864億7400万円(3.1%減)、営業利益441億8600万円(20.1%減)で、専門店事業は売上高5437億2500万円(8.9%減)、営業損失6億4200万円となった。

ディベロッパー事業は売上高1655億7500万円(4.7%増)、営業利益380億3800万円(3.8%減)、サービス等事業は売上高1兆707億1900万円(14.0%増)、営業利益437億8800万円(0.5%増)となった。

地域別では、中国事業では、既存店売上高は前期を上回ったが、新店に係る経費の増加と価格の引き下げで、中国の総合小売事業の合計売上高は1009億6400万円(2.4%増)、営業利益は21億7700万円(61.4%減)の増収減益となった。

アセアン事業(3月1日付でアジア事業より改称)では、総合小売事業の合計売上高は1061億7200万円(7.0%減)、営業利益は53億8100万円(4.3%減)となった。

来期は売上高約5兆600億円(0.1%超)、営業利益1450~1550億円(11.4~19.1%増)、経常利益1450~1550億円(11.4~19.0%)、当期利益320~380億円(2.8~22.1%増)を見込んでいる。

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