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カネ美食品/売上高6.4%減、当期利益31%減

2009年11月10日 / 決算

カネ美食品が11月10日に発表した2010年3月期第2四半期決算によると、売上高は415億8800万円(前年同期比6.4%減)、営業利益13億9200万円(14.4%減)、経常利益14億8200万円(12.8%減)、当期利益6億5300万円(31.1%減)となった。

第2四半期のテナント事業は、「創業40周年特別企画」を毎月実施し、通常価額の30%プライスダウンなどを実施した。夏、秋にも特別企画を実施したが、全般的に安価でボリュームある商品に人気が集中し、既存店舗の売上高は9.6%減と減少。テナント事業全体の売上高は6.4%減の198億5100万円となった。

外販事業では、販売価額以上の質感をアピールした398円の弁当や、週末とシルバーウィークにスポットを当てたおにぎりの100円均一セールは好評だったものの、米飯全体の底上げには至らなかった。また多雨、冷夏の影響もあり米飯全体の売上高は前年同期間を下回ったため、外販事業の売上高は6.3%減の217億3100万円だった。

利益面では、テナント事業で原材料価額が落ち着きを見せたものの、売上高の落ち込みが大きな要因となり、人員増により労務費が増加したため36.7%減の9億7200万円となった。外販事業は工場単位毎の製造アイテム数の削減に取組み、工程数の削減を推進。生産効率を高め、労務費を低減できたため、63.3%増の8億7400万円となった。

通期は売上高837億1900万円(4.3%減)、営業利益26億900万円(4.3%減)、経常利益27億3300万円(5.1%減)、当期利益12億6800万円(1.2%減)を見込んでいる。

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