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スターゼン/4~12月の売上高0.3%増、営業利益6.9%減

2012年02月10日 / 決算

スターゼンが2月10日に発表した2012年3月期第3四半期決算は、売上高1996億1300万円(前年同期比0.3%増)、営業利益27億3400万円(6.9%減)、経常利益31億6100万円(5.6%減)、当期利益11億4300万円(40.5%減)となった。

食肉関連事業の売上高は1978億5800万円(0.3%増)となった。
国産牛肉は、放射性物質による汚染問題により枝肉相場が下落したが、メーカーや流通各社の放射性物質の検査体制の確立とともに消費は回復基調となった。

検査体制を構築して国産牛肉の安全性確保に努め、和牛肉を中心に販売拡大に注力したが、国産牛肉は取扱重量、売上高とも前年を下回った。

国産豚肉は、上期は全国的な出荷頭数の減少に伴い相場高となり厳しい販売状況となった。9月以降は、出荷頭数が増加するにつれて、相場が安定した状況となり、販売拡大に注力した結果、取扱重量は微減にとどまったが、売上高は前年を下回った。

国産鶏肉は、主要産地である東北地区が震災の被害から回復し、供給状況が改善した。取扱重量は微減となったが、売上高は前年を上回った。

輸入牛肉は、産地の相場高の影響を受け、豪州産の販売が不振な状況が続いた。輸入豚肉は積極的な拡売を推進することで、取扱重量と売上高とも前年を大幅に上回った。

輸入鶏肉は、輸入量が増加したため、在庫量の増加による市場価格の低迷により、販売単価の下落が続いたが、取扱重量と売上高は前年を大幅に上回った。

通期は、売上高2650億円(0.8%増)、営業利益30億円(2.1%増)、経常利益32億円(4.8%減)、当期利益11億円(33.8%減)の見通し。

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