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サンデー/営業外費用の増加などで赤字決算、当期損失1400万円

2008年10月10日 / 決算

サンデーが10月8日に発表した2009年2月期中間決算によると、売上高は277億5400万円(前期比39.8%増)と大幅に伸長したものの、営業損失は6800万円(前期損失は1500万円)、経常損失1億2900万円、当期損失1400万円(前期損失は1億2700万円)の赤字決算となった。

仕入れルート見直しや共同仕入れなどで荒利益率を改善したものの、荒利益高は新店や改装店の不足分を補えず計画を下回った。販売管理費も、光熱用水費や新店の備品費が予定を上回り、営業損失となった。経常利益は営業外費用増加などで損失を計上、当期利益も地役権設定益、未払賃借料戻入益の特別利益が計できたものの、法人税調整額を加えたため損失となった。

商品部門別の状況では、DIY用品が6-7月の地震で家具転倒防止などの防災用品、コーキング、セメントなどの補修材などが伸長。一方で木材、エクステリアの需要減などで既存店は減収。家庭用品では、鍋・フライパン、電子レンジなどの調理用品や地デジ対応のテレビが好調に推移。火災報知器や灯油の高騰が全体を牽引し増収となったが、既存店は減収となった。カー・レジャー用品では農業資材や園芸機械、ペット用品などが順調に推移。全店、既存店ともに増収を確保した。

通期の事業環境は、原油高騰など諸物価の上昇傾向が影響し、経営環境の大幅な好転は望めないと判断、マネジメント・働き方の改革や内部統制への対応の強化を推進し、生産性の向上を図る。下期の新規出店は、秋田県に大曲店、山形県へジョイあつみ店など3店舗を予定。通期の業績見通し、売上高540億円、営業損失2億5000万円、経常損失は3億3000、当期損失2億9000万円を予想している。

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