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スリーエフ/閉店時損失圧縮効果などで当期利益58%増

2008年10月06日 / 決算

スリーエフが10月2日に発表した2009年2月期中間決算によると、売上高は150億4000万円(前期比2.5%増)、営業利益8億3000万円(2.7%増)、経常利益8億4500万円(0.9%増)、当期利益2億8100万円(58.8%増)と、当期利益を除いては微増となった。

同期は、前期に更新した基幹情報システムの活用で、定番商品や重点商品の管理強化、死筋商品カットなど品揃えを強化。また新規出店では、出店エリアの質の追求で平均日販の向上を図った。

このほかマイレージキャンペーンやインスタントくじなど各種タイアップキャンペーンによる客単価の向上効果、taspo導入での来客数増が重なり、同期のチェーン全店売上高は570億4800万円(前年同期比2.6%増)となった。当期利益も閉店時の特別損失圧縮などに努めた結果増加した。

出退店状況では、開店13店、閉店23店となり、総店舗数655店(エリア・フランチャイズ契約に基づく四国地区は60店、スリーエフ店計715店)となった。ストアカルテや、基幹情報システムの発注支援機能を活用して単品管理の強化を図り、売場提案力の強化に努めた。またリージョン制による運営と開発の連携強化と出店基準を遵守し、新設店の平均日販は前年を上回った。Suicaも全店に導入、利便性向上を目指した。
 
通期は客数向上を最重要課題とし、品揃え強化と全店販促施策を継続。Tカード&マーケティングが展開するTポイントサービスの導入、後払い電子マネーiDを全店舗で導入し、来客数と利便性向上を図る。通期業績は、売上高300億円(4.4%増)、営業利益9億5000万円(5.0%減)、経常利益10億円(4.4%減)、当期利益3億円(47.4%増)を見込む。

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