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セキチュー/レジャー部門などが足を引っ張り営業利益32.3%減

2009年04月05日 / 決算

セキチューが4月3日に発表した2009年2月期決算によると、売上高は423億1700万円(前年同期比1.3%減)、営業利益5億7900万円(32.3%減)、経常利益8億8800万円(23.7%減)、当期利益3億5100万円(270%増)の減収減益となった。

期初に物流合理化のため、完全子会社のグリーンナンバー・ワンを吸収合併した。店舗面では、3月に自転車専門店のサイクルワールド竹の塚店、5月にサイクルワールド保木間店、11月にホームセンターセキチュー前橋大利根店の3店舗を開店。既存店活性化策としては、商品の見直しと住関連商品の強化、来店客の利便性向上を目的とした改装を、ホームセンター14店舗、カー用品専門店1店舗で実施した。並行して不採算の自転車専門店1店舗を閉鎖した。

商品部門別には、DIY用品はグリーン・ファーム部門で農業資材や家庭園芸用品の需要増から好調に推移。建築資材は上期に価格高騰を見越した大量需要で好調だったが、木材や金物工具は住宅着工件数の減少で低調に推移した。リフォーム・エクステリア部門は売場の強化と堅調な需要で好調に推移。これらの売上高は204億6200万円(1.7%増)となった。

家庭用品は、日用品部門で新商品の早期導入の実施と販売在庫の確保によりこちらも好調に推移。家電部門は新規家電品の取扱いや住宅用火災警報器の特需でやはり堅調に推移した。インテリア・ファニシング部門は他業態との競争激化で苦戦し、家庭用品売上高は131億2300万円(1.3%減)とほぼ横ばいとなった。カー用品・自転車・レジャー用品は、カー用品専門店オートウェイで、新車の販売不振などからナビゲーションなどの機器販売や用品販売が苦戦。

車検センターは車歴の長期化や顧客の定着で堅調に推移した。自転車専門店サイクルワールドは新規出店と修理等のメンテナンスサービスの強化などで好調だったが、レジャー部門は市場規模の縮小などで苦戦。売上高は83億3600万円(7.4%減)となった。

次期は売上高425億円(0.4%増)、営業利益3億5000万円(39.6%減)、経常利益6億円(32.5%減)、当期利益2億円(43.1%減)と減益が継続する見通し。

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