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セキド/主力の家電事業が低迷、売上高11.1%減

2009年04月05日 / 決算

セキドが4月3日に発表した2009年2月期決算によると、売上高は221億5900万円(前年同期比11.1%減)、営業利益7300万円(76.6%減)、経常利益6100万円(77.2%減)、当期利益5400万円(73.0%減)の減収減益となった。

同期はラブ・プラス・クラブカードによる顧客データを活用し、来店客向けのセールス・プロモーションを実施した。また高付加価値商品の重点販売キャンペーンや上得意を対象としたイベントなど、提案型の営業施策で販売力を強化した。さらに地域密着・顧客密着戦略で競合店との差別化を図り、収益率の向上を狙った。

年末年始商戦では円高を追い風に、来店客への円高差益還元を行い、売上総利益率を向上させた。家電事業(フランチャイズ売上高を含む)は、オール電化関連商品や太陽光発電システムへの取組み、顧客データを活用したセールス・プロモーションの地域・顧客密着戦略などのため黒字となったが、前年度に閉鎖した1店舗の減収が残り、売上高は94億8100万円(13.9%減)となった。

ファッション事業では、円高差益還元のため積極的な商品の仕入と顧客データを最大限活用したセールス・プロモーションとの相乗効果で黒字を確保したが、前年度の2店舗の不採算店舗閉鎖が影響し、前年度の新規店舗1店舗の増収分では減収幅を吸収できず、売上高は124億7100万円(9.1%減)となった。その他の部門では、新規テナントの誘致により売上高は2億700万円(16.4%増)と好調だった。

次期は売上高220億円(0.7%減)、営業利益1億1000万円(49.8%増)、経常利益1億円(61.5%増)、当期利益5000万円(8.8%減)と増益となる見通し。

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