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トップカルチャー/売上高0.8%減、営業利益

2009年09月09日 / 決算

トップカルチャーが9月9日に発表した2009年10月期第3四半期決算によると、売上高は221億6500万円(前年同期比0.8%減)、営業利益5億6500万円(10.7%増)、経常利益6億2400万円(15.0%増)、当期利益2億9400万円(5.7%減)となった。

出退店の状況は、出店1店、移転出店1店、移転統合による閉店3店を実施し、グループ合計店舗数は66店舗となった。移転出店は1号店の蔦屋書店女池インター店を移転拡張し、従来の約3倍の店舗面積の「蔦屋書店新潟中央インター店」(約900坪)としてオープンした。グループ100店舗体制を引き続き目指し出店を進める。

第3四半期の売上面は、グループの主軸である蔦屋書店部門で売上高がほぼ前年並みに推移。商品別の動向では、主要商品のうち書籍は2.9%増(既存店0.1%増)、レンタルは6.0%増(既存店0.7%増)と売上全体を牽引。しかし販売用CD・DVDは市場全体の落ち込みの影響もあり、販売用CDは18.1%減(既存店20.8%減)、販売用DVDは13.4%減(既存店16.1%減)となった。

利益面では、収益体質の強化として取り組んでいるレンタル粗利率の改善と原価の引下げが奏功し、売上総利益率は1.8%増加し31.8%となった。これにより、経常利益は増益となった。一方、当期利益は、蔦屋書店伊勢崎安堀店を閉店したことに伴う特別損失6500万円を計上し減益となった。

事業別の概況では、小売事業の蔦屋書店部門が新規出店による店舗数増加などで、売上高は213億8200万円(0.8%減)となった。

古本市場トップブックス部門は、ゲーム新品で7月中旬にヒット商品が発売され売上に貢献したが、これまでの当部門全体の売上不振分をカバーするまでには至らなかった。一方で、ゲーム中古品は低価格志向の高まりにより、売上が増加。売上高は6億7200万円(1.5%減)となった。

通期は売上高303億100万円(2.6%増)、営業利益7億7800万円(41.5%増)、経常利益 8億2000万円(34.8%増)、当期利益4億1000万円(18.7%増)を見込んでいる。

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