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ベスト電器/売上高10.1%減、営業損失8億9400万円

2009年04月19日 / 決算

ベスト電器が4月17日に発表した2009年2月期決算によると、売上高は3719億円(前年同期比10.1%減)、営業損失8億9400万円(前期は5億800万円の営業利益)、経常損失9億3700万円(3億6100万円の経常利益)、当期損失30億1000万円(56億4000万円の当期損失)となった。

同期は値引き率統制による粗利率の引き上げに努め、関係会社間の積極的な統廃合による経費の圧縮に努めた。店舗面ではNew八女店、光吉インター店ほかを出店し、直営店19店(うち海外7店)、フランチャイズ店9店の計28店を新規出店した。一方、非効率店舗として、直営店21店(うち海外5店)、フランチャイズ店15店の計36店を閉鎖し期末店舗数は遊mixから営業譲受した5店を加え564店となり、内訳は直営店277店(うち海外38店)、フランチャイズ店287店となった。

事業別の業績は、主力の家電小売業が下期以降の景気悪化による消費不況と単価下落、OA商品と携帯通信の需要低迷で既存店売上高が低迷。売上高は3119億2200万円(10.9%減)、営業損失は5億2200万円(前期は営業利益3億2100万円)となった。

家電卸売業は、ネット通販事業のストリームの売上高が伸張しているものの、フランチャイズ既存店の売上高低迷と不採算店の閉鎖で、売上高は496億4000万円(5.1%減)、営業利益は16億9700万円(9.7%減)と減収減益。

サービス事業は、ビックカメラ店舗販売の配達、取付設置工事の増加により、売上高は50億2300万円(2.0%増)と増加し、営業損失1億9500万円(前期は2億3600万円の営業損失)と赤字幅が縮小した。

次期は売上高3350億万円(9.9%減)、営業利益21億円、経常利益19億円、当期利益1億5000万円の見通し。

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