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ベスト電器/特別損失で当期損失19億円

2009年10月14日 / 決算

ベスト電器が10月14日に発表した2010年2月期第2四半期業績によると、売上高1689億5800万円(前年同期比 %減)、営業損失5億4100万円(前期は5億3600万円の営業利益)、経常損失4億6300万円(5億7000万円の経常利益)、当期損失19億8400万円(3億1400万円の当期利益)となった。

販売費・一般管理費を368億5500万円計上。営業外収益は営業外費用よりも7800万円多いものの、営業損失5億4100万円を埋め合わせることができなかった。減損損失9億900万円やたな卸資産評価損5億9900万円など特別損失17億6000万円を計上したのが、おおよそ20億円にのぼる当期損失発生に影響した。

福岡県前原市にNEW伊都店、福岡県粕屋郡新宮町に九州最大規模に匹敵するスーパーアウトレットベスト新宮店ほかを出店し、直営店15店、フランチャイズ店8店、計23店舗を出店した。非効率店舗として直営店16店、フランチャイズ店3店、計19店舗を閉鎖して店舗の活性化を図った。店舗数は直営店276店、フランチャイズ店292店の総店舗数568店となった。

家電小売業は、エアコン等季節商品の売上が異常気象により落ち込んだほか、郵便法違反事件に関連して広告を自粛したことなどで、大型店を中心とした既存店売上高が前年を下回った。売上高は1397億1700万円。営業損失は1億1200万円。家電卸売業は、ネット通販事業のストリームの売上高は伸長したが、フランチャイズ既存店の売上高低迷と不採算店の閉鎖などにより、売上高は243億4300万円となり、営業利益は6億7600万円だった。

所在地別セグメントをみると、日本では、既存店と、さくらやの売上高が低迷したため、売上高は1531億1600万円となった。営業利益は9億6100万円。アジアでは、主にシンガポールの売上高が低迷したため、売上高は158億4100万円となり、営業損失は1億2400万円だった。

通期の業績予想は、売上高3504億円、営業損失6000万円、経常損失3000万円、当期損失13億7000万円の見通し。

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