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マツモトキヨシ/卸売事業拡大し売上高3.0%増、営業利益1.1%増

2009年08月15日 / 決算

マツモトキヨシホールディングスが8月12日に発表した2010年3月期第1四半期決算は、売上高が968億3000万円(前年同期比3.0%増)、営業利益40億2900万円(1.1%増)、経常利益45億4500万円(5.1%増)、当期利益22億2100万円(19.4%増)となった。

小売事業は、4月中旬からの新型インフルエンザの発生により、マスクを核としたウイルス対策関連商品の販売が拡大した。グループでは、昨年冬の「新型(鳥)インフルエンザ」におけるパンデミック対策として、プライベートブランド商品であるマスクの備蓄をおこなっており、商品提供には一定の役割を果たした。

新規出店は、首都圏を中心に17店舗を出店、既存店舗の改装を17店舗で実行し、不採算店舗を10店舗閉鎖した結果、グループ店舗数は975店舗となり、その領域は1都1道2府36県となった。

小売事業の売上高は薬粧876億2700万円(1.0%増)、ホームセンター16億500万円(8.6%減)だった。

卸売事業は、FC契約先に対しての商品供給の増加により、売上が拡大し、売上高67億5300万円(37.5%増)、その他事業2億9900万円(13.6%増)、営業収入5億4300万円(58.4%増)となった。

販売費と一般管理費は、カウンセリングの強化と6月からの改正薬事法を捉えた対応などにより増加したものの、ロイヤルカスタマー作りからその拡大に向けた効果的な販促施策により、宣伝費の抑制に努めた。

通期は、売上高4000億円(2.0%増)、営業利益164億円(0.5%増)、経常利益180億円(0.1%増)、当期利益86億円(11.3%増)を見込んでいる。

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