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マツモトキヨシHD/売上0.4%増、営業利益10.5%増

2009年11月13日 / 決算

マツモトキヨシホールディングスが11月13日に発表した2010年3月期第2四半期業績によると、売上高1976億3700万円(前年同期比0.4%増)、営業利益80億2400万円(10.5%増)、経常利益90億2400万円(12.9%増)、当期利益48億2200万円(38.7%増)となった。

小売事業の売上高は薬粧1793億9100万円(1.1%減)、ホームセンター31億4400万円(8.8%減)となった。新規出店による寄与、小商圏化した市場への効率的な販促施策の実効、新型インフルエンザの発生による予防意識の高まりからマスクなどを中心としたウィルス対策関連商品の拡販、MKカスタマー商品の拡充などにより利益確保を目指した。

新規出店には、事業会社マツモトキヨシの新たな業態として、顧客の利便性を捉えた狭小スペース型店舗の「Medi+マツキヨ」1号店を含め、グループとして30店舗を出店した。重点施策であり顧客や環境の変化/ニーズへの対応を目的とした既存店舗の改装を30店舗で実行し、スクラップ&ビルドを含め将来業績に貢献しない店舗を22店舗閉鎖した。グループ店舗数は、976店舗となり、その領域は1都1道2府36県に拡大している。

卸売事業の売上高は135億38百万円(同26.5%増)だった。卸売事業は、前期におけるFC契約先や既存契約先の新規出店に対する商品供給が増加し、茂木薬品商会の子会社化により業務提携先企業への商品供給が新規に連結されたことなど順調に拡大している。

販売費・一般管理費については、改正薬事法への対応やカウンセリング体制強化により人件費が増加したが、効率・効果的な販促施策に軸足を移したことにより、広告宣伝費などの抑制に努めた。

通期の業績予想は、売上高4000億円、営業利益164億円、経常利益180億円、当期利益86億円となる見通し。

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