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イオンディライト/売上高0.6%減、営業利益3.8%減

2009年10月06日 / 決算

イオンディライトが10月6日に発表した2010年2月期第2四半期決算によると、売上高は728億5600万円(前年同期比0.6%減)、営業利益48億8200万円(3.8%減)、経常利益48億5600万円(2.5%減)、当期利益25億9100万円(4.1%減)となった。

事業別の売上高は、施設管理事業が212億2700万円(1.5%増)、警備保安事業は173億2800万円(5.1%減)、清掃事業は230億7100万円(11.5%増)、建設施工事業は85億8500万円(18.2%減)となり、ビル管理部門全体の売上高は702億1400万円(0.2%減)の横ばいとなった。

第2四半期は、施設管理・清掃でコスト削減要請が強い中、子会社化した環境整備とドゥサービスの新規連結が寄与した。また建設施工では、顧客が当初予定していた設備投資を先送りする動きが見られた。その他部門は、売上高26億4200万円(9.4%減)で推移した。

イオンディライトは、3月1日に組織を改正し営業体制を強化、変化するニーズに的確に対応できる体制を整え、施設管理コストに対する意識が高まっている企業に、積極的な営業活動を推進した。これらの取組で、グローバル企業のオフィスビルや大手電機メーカーの関連施設、全国展開のアミューズメント施設、JRグループの駅ビル商業施設など様々な用途の建物で幅広い顧客との取引を開始した。

また環境負荷低減ビジネスの拡大に向け、建物を管理する立場から顧客へ環境負荷低減に関する総合的な提案を行った。その一環として、省エネ機器への入れ替えやその効率的な運用で顧客のエネルギーコストの削減を推進。さらに、イオンと京セラの業務提携に基づく住宅用太陽光発電システムの販売・施工に関して、これを新分野でのビジネス拡大の機会ととらえ、体制作りを進めた。

清掃事業は昨年から新たな基準作りを進めてきたが、第2四半期ではこの新しい清掃モデルを全国に水平展開し、清掃事業の収益性の向上を図った。さらに原価計算に基づいた委託価格の適正化や、低収益物件の収益性の改善に向けた取組を強化。人時生産性指標に基づく各部門単位での問題点の把握により、働き方の改革を推進し、生産性の向上を図った。

昨年10月1日の環境整備の子会社化に続き、ことし4月1日にはコンビニエンスストアなど小型商業施設の清掃に強みを持つドゥサービスの発行済株式の40%を取得、大型商業施設から小型商業施設まで、商業施設におけるサービスのフルライン化を図った。

通期は売上高1500億円(3.0%増)、営業利益101億円(1.5%増)、経常利益99億円(0.9%増)、当期利益52億円(6.6%増)を見込んでいる。

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